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10,000枚のNFTジェネラティブを作るには、何枚のレイヤーと特性が必要?

最近、国内でもジェネラティブが増えてきました。
10000個のアイテムを作るには、何個のNFT層と形質が必要でしょうか?本記事では、これからジェネラティブを作成しようとしている方向けです。もしやり方がわからない場合は、こちらをご参照ください。

NFTプロジェクトは、1万点である必要はないのですが、今、トップクラスのNFTプロジェクトは、いずれもその程度のアイテム数です。そのため、新しいPFP(Profile Picture)プロジェクトでは、1万点のNFTが標準になります。

1万枚のNFTを作るには、複数のレイヤーを作成する必要があります。そして、レイヤーごとに、さまざまなバリエーション(特性)をデザインする必要があるのです。

それでは、レイヤー数と特性数を決定するための3つのステップを説明します。

1.レイヤーが重要とは限らない

レイヤーとは何でしょうか?レイヤーとは、NFTの一般的な形状を決定する画像のパーツのことです。例えば、Bored ApeのNFTを考えてみましょう。彼らのメインキャラクターは猿で、背景、毛皮、口、帽子、服、目、耳飾りなど、複数のレイヤーを持っています。

つまり、ベースとなるキャラクターから必要なレイヤー数を決めなければならないのです。だから、レイヤーを増やしてもなかなか1万NFTに達しないんです。しかし、1万NFTに到達するためには、レイヤーごとのバリエーション(特性)の数で勝負することができます。

したがって、考える時には「10,000 NFTを生成するために、すべてのレイヤーにいくつの特性が必要ですか」に変えればよいのです。

2.すべてのレイヤーに同じ数の形質が必要

すべてのレイヤーに同じ数の特徴を持たせたい場合、この式で簡単にその数を計算することができます。

NFTの数 = (特性の数) ^ (レイヤーの数)

この式は、作成可能なNFTの数が、レイヤー(層)の数に対する特性の数に等しいことを意味します。

つまり、基本キャラクターが4層で、10,000個のユニークNFTを作りたい場合、10 ^ 4 = 10,000なので、各層に10の特性が必要になります。

注:10 ^ 4は、10 x 10 x 10 x 10に相当します。

3.各レイヤーで異なる数の特性

すべての層で同じ数の特性を用意するよりも、異なる数の特性を用意したほうがよいでしょう。しかし、その分計算が前より複雑になります。

以下は、層ごとに形質の数が異なる場合の計算式です。

NFTの数= ∏ (各層の特性の数)

つまり、NFTの数を求めるには、各レイヤーの特性の数を求め、それらを掛け合わせればよいということです。

例えば、背景レイヤーの特徴を7個、顔レイヤーの特徴を8個、目レイヤーの特徴を12個、帽子レイヤーの特徴を15個デザインすると、7×8×12×15=10,080個になります(この80個を捨てればいいんですね)。

まとめ

いかがでしたでしょうか。国内ではまだ少ないですが、NFTジェネレターツールなどはいくつかでてきています。

こうしたツールを活用して作成してみるものありかもしれません。これから作成しようとしている方は是非参考にしてみてください。

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