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オレたちZ世代上京組

未来の農業ってどんな感じだと思いますか?

畑から人が完全にいなくなって、機械に全て任せてしまうイメージですかね?「ドローンが空から水やりをする農業」なんてのも未来っぽいかも。
実際に機械化は進んでいて、人が介在する作業はこの先極端に減っていくみたいです。

でもね、そんな話を聞いているとどんどん農業が普段の生活から遠いものになっていく気がするじゃないですか。想像してみてください。地元に帰っても畑を耕す農家さんがいないんですよ。なんかちょっぴり寂しくないですか。

僕たちが今回体験させていただいた山内ぶどう園さんは、そんな機械化の流れとは逆行しながらも未来の農業のあり方を感じさせてくれる素敵な農家さんでした。体験を通して感じたことを簡単にまとめるので、よかったら最後まで読んでみてください。

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僕たちが体験させてもらったのは、何も手が加えられていない真新な土地にブロッコリーを植えることでした。ちょうど25mプールくらいの長さの土地に肥料を撒き、耕運機で耕します。これが中々の重労働。(笑)

実はこの日初めて出会ったチームメンバーがいたのですが、作業が大変なとき、自然と彼女に「がんばれ」という言葉をかけていました。小学校の運動会みたいな感じです。久しぶりに嗅いだ土の匂いも相まってとても懐かしい気持ちになりました。

その後も畝を作り、上からビニールシートを張って、穴を掘って穴にブロッコリーの苗を植えるという作業をしました。途中で食べたアイスの味が体験から1ヶ月以上経った今でも鮮明に覚えているほど美味しかったな〜

終わってみると、達成感、充実感が汗と共に溢れてきました。
普段大学生をしているだけでは絶対に味わえない非日常感があの空間にはあって、一緒の時間を共有したメンバーともいつの間にかとても仲良くなっていました。

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今回の農業を通して僕が学んだことは、農業が「作物を作って出荷する」だけではなく「農業をする体験を提供する場」としての価値も持っていることです。未来の農家は、人と人の繋がりを作る場所を提供する素敵な職業になってくんじゃないかなと。そしたらちょっとワクワクしますよね。

山内ぶどう園さんは親子での農業体験プランや大人向けの食育イベントを開催していて、まさに「人と人をつなげるつなげる場所」を提供してくれる農家さんでした。
しかも、山内ぶどう園さんでは体験後に収穫したものをその場で食べられるんですよ!時期によっては収穫した野菜でピザを焼いて自家製のサングリアもいただけるんだとか。最高ですよね。(笑)

僕たちのチームは「オレたちZ世代上京組」という名前なのですが、メンバー全員が一人暮らしをしていて、地元の友達のような仲の友達が東京にはあまりいないというのが共通の悩みでした。そんな寂しさを抱える人にも、農業は人との絆を育むきっかけを与えてくれます。

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「農業って素敵!」と思えた貴重な体験でした。友達作り兼体力作りにまた行きたいな〜
それと、今度はサングリアも飲みたい!山内さん、またよろしくお願いしますね!