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短編小説 【無題】

「最初にこの物語の結論を伝えておきますこれは光と陰を股にかけたノンフィクションとフィクションを融合させた物語である。」 人に絶望した、世界に絶望した。 でも、豪然と木々が生い茂る山々や、静かに僕を見守ってくれている。がらんどうな空や、静かに地球にポツポツ空いている穴に溜まった海原に毎日救われる。 ガキの頃はそんなことは無くて、昆虫採集やゲームに勤しむヤンチャ坊主みたいな感じだったし、その絶望に目覚めたのは、学生生活に飽きてきて、だんだんと大人への階段を登り始めた頃だ。

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