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チョイス@病気になったとき 鍼灸のチカラ 小川恵子教授!

本日(11/19)19時からNHK Eテレの「チョイス@病気になったとき」で『鍼灸』が取り上げられました。
有明大鍼灸センターでの告知で知ったのですが45分番組でありながらEテレなので一般人にもわかりやすく,しかもしっかりとした内容の医学番組でした。

放送中紹介されたのはこりや痛みだけでなく
・頭痛
・線維筋痛症
・非ガン性呼吸器疾患(COPDなど)
・がんの緩和ケアの補助療法
への鍼灸の効果の紹介が主体でしたが今回の番組で共通したのが「薬に頼りすぎた現代医療」体制の中での補助療法としての鍼灸の可能性だったと思います。

中でも刮目すべきは広島大学病院漢方研究センター 小川恵子教授のがんの緩和ケアへの取り組みです。

現在広島大病院には4人の鍼灸師が在籍し,関連病院と連携しながら抗がん剤の副作用の倦怠感,しびれ,吐き気になやむ入院患者さんへの鍼灸医療をされているそうです。
保険診療で入院し,現代医療も受けながら「鍼灸」も併療されている全国でも珍しいケースです。

この医療体制にこそ私の夢見ている「日本の医療」の姿があったりします。
西洋医学は世界屈指の医療水準であり,そして伝統医学の鍼灸も国家資格として養成し続けてきた日本だからこそできる西洋+東洋の統合医療という,世界でも類を見ない医療体制だからです。
こうした環境は世界を見渡しても日本ほど条件が整っている国はそうないでしょう。

まずは緩和ケア医療限定でもいいと思います。
なんとか普通の病院で行われる入院医療に「鍼灸」が入る突破口ができること心より待ち望んでおります。

番組を見逃されたかたはNHK+をご利用できれば11/26(日) 午後7:44 まで試聴できますし,再放送も11/24(金)の12時(午後0時)~またEテレで再放送予定ですのでぜひご覧くださいませ。