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SoD, 第8章、ンキーンとベイロス1、ベイロスのブラックピットにヤジが飛び交う

<コーストウェイ・クロッシング、ベイロスのブラックピットにて。たいそうな謳い文句とは打って変わる愛らしい小動物の対戦に、壮絶なバトルを期待していた観客たちの不満が爆発。あぐねたベイロスが闘技場に送り込んだのは…>

観客A
「俺のオフクロとオヤジが去年の冬至の晩餐*の席でやらかした殴り合いのほうがまだ壮観だったぜ!」
観客B(主人公が話しかけた時の返事)
「十字軍の心配がこれで紛れたらと思って」
観客C
「血はいずこ?死の緊張のもたらす戦慄の美はいずこ?闘技場で我らの眼前に繰り広げられるべき生と死の永遠の舞踏、牙と爪の壮烈なぶつかり合い、生存と支配を賭けた終わりなき闘争はいずこ?」*
観客B
「そうだ!見世物はどこだ?」
観客D
「おいこら!戦いを見せろよ!」
ベイロス
「お静かに、お気遣いには及びませぬ、お客様がたよ!あなた様方の望まれる荒々しき争いはすぐ眼前に現れるでございましょう!」
主人公
「あらあら、ベイロス!あなた今何やってるのよ?」
ベイロス
「存じている方でしたかな?」
主人公
「覚えてないの?お互い肩を並べていっしょに戦ってからそう時間が経ってないじゃない」
ベイロス
「ああ、そう、<主人公>。ここで…おたくに出会おうとはいささか威厳にかかわるな。が、過去は過去だ、そして今はかの観客の衆の渇を活劇で癒してやる時だ。それではお立ち会い…ゴブリンを御覧じろ!」
(ンキーン*、闘技場に召喚される)
(リス、ンキーンを攻撃)
(リス、死亡)
ンキーン
「ここから出せ、ドロウめ!出せったら!」
ベイロス
「すぐ帰れるさ、変わり者の怪物どの―が、帰りたいなら、まず勝ってからに願おうか!」
観客E
「殺せ!ゴブリンを殺せ、お前ならできる、ネズミ!」
観客F
「あれ、クズリだと思ってたけど…」
観客E
「黙ってろ!」


*南極地帯で行われるクリスマス代わりのお祝いらしいが、南半球では一般に行う場所もあるらしい。ここはD&Dの世界だからどうなってるかな…
*観客Cさんのセリフはいかにも仰々しいから、何かからのパクリかパロディーかも。
*ンキーンはゴブリンのシャーマン女性、ベイロスに騙されて囚われていたもの。詳しくは後で。なお、BG1でベイロスを殺していた場合は、ベイロスはもちろん彼女も仲間にできなくなる由なので注意!

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