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SoD, 第11章、ミジェナと父親3、ミジェナの喜びと感謝

<2の続き。ミジェナの父親を解放した後、主人公は彼女のところに報告に赴く>

ミジェナ
「わたくしの父に何があったか、何か手がかりがつかめまして?父がどうなったかわからないなんて気が狂いそうですわ」
主人公
「お父さまはご無事です。伝言されましたよ、あなたを誇りにしている、近いうちにまた会いたいって」
ミジェナ
「まさか…嘘ではございませんよね、ほんとに」
主人公
「本当ですとも。たしかにそう仰いましたよ。一杯やりながら戦争の話がしたいって」
ミジェナ
「では、何と申していいやら…ある場合には…他よりもっと困難な戦いがありますの、ヒーロー。あなたならお分かりいただけるでしょうけど」
「フォーハンマー*に感謝申し上げます。あなたは公正な方だとわかっていますけど、それでもわたくしにこのことの代償をお求めにならないのはありがたいことですわ*」
「あなたにもあらゆる感謝を申し上げましょう、ヒーロー。さあ、これを戦闘の御主みずからの祝福とともにお受け取りください。あなたのご親切は決して忘れません」


*フォーハンマーは、後に出る戦闘の御主と同じく、テンパスの別称。
*戦場で死を恐れず命も惜しむなと説くテンパスの聖職者が、敵の捕虜になった実父をこっそり救いたいというのは少々バツが悪いというか、ムシがいいというか、またあまり公になってほしくもないことだろうから、何も言わずに気持ちよく頼みを聞いてくれた主人公に感謝してるのだろう😅

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