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SoD, 第10章、ラエンドラと主人公の対話、エレメンタル・プレーンから引き出されたティーフリング

<デッドマンズ・パスにて。ザヴィアックの眼鏡でアース・エレメンタルに追われている人物?を見つけたPTは、眼鏡の力でその人物をこちらの次元界に引き出す*ヴィジョン・クエストの一環>

ラエンドラ
「あたしどこにいるの?何が起こったの?」
主人公
「落ち着いて、あなたは安全よ。あなたはプライム・マテリアルのトーリル*という場所にいるの」
ラエンドラ
「感謝するわ。あたし、てっきりオダブツになったかと思ってた」
主人公
「少し質問してもいい?」
ラエンドラ
「何が知りたいの?」
主人公
「あなたは誰?」
ラエンドラ
「名前はラエンドラ」
主人公
「どの種族に属してるの、ラエンドラ?」
ラエンドラ
「今までティーフリング*に会ったことはなかった、ね?フィーンドリング(悪魔族)っていう人もいるけど」
主人公
「悪魔族?それってあなたは邪悪な生き物だってこと?」
ラエンドラ
「冗談!あたしは悪魔そのものじゃない、血が流れてるってだけ。善にでも悪にでも自分でなれる」
主人公
「ごめんなさい、失礼なことを言うつもりはなかったの。まだ聞きたいことがあるんだけど」
ラエンドラ
「何が知りたいの?」
主人公
「あなたはどこから来たの?」
ラエンドラ
「あたしはシジル*、”扉の都”の生まれ。でも、あなたがあたしを捕まえたのは、あたしが地のエレメンタル・プレーン*を旅してたとこ。あの岩のモンスターにぶつかっちゃったところ」
主人公
「地のエレメンタル・プレーンには何の用事があって?」
ラエンドラ
「金とか、宝石とか―何でもイタダケそうなものを探してたのよ。あそこにはあなたの頭くらいあるダイヤモンドだってある、見つける目さえ持ってるなら」
主人公
「私の好奇心に付き合ってくれてありがとう。ではもうご自由に。幸運をお祈りするわ」
ラエンドラ
「もうちょっと。あなたはあたしを助けてくれたんだから、お礼させて。あたしの指輪をどうぞ、きっと役に立つわ。じゃ、うちに帰れるゲート*を見つけないとね。お元気でね、引き出し屋さん」


*プライム・マテリアル・プレーンはいわゆる”物質界”で一般の人間はじめヒューマノイドやモンスターが棲息するもっとも普通の次元界、アビア・トーリルはそこに存在する惑星の名前、まあ地球ってところ。
*ティーフリングは祖先に悪魔を有するヒューマノイドの族。後に出るシジルに多い民で、プライム・マテリアルでは珍しい存在。
*シジルは異次元にある不可思議な都市の名。D&D界は多数の異次元世界(◯◯プレーン)から成ってるけど、そこに通じるポータル(次元の入口)をたくさん有することで知られており、”扉の都”の異名もそこから来ている。
*エレメンタル・プレーンにはそれぞれ地・水・火・大気の4元素の次元界がある。岩のモンスターことアース・エレメンタルは地の精霊、もちろん地のエレメンタル・プレーンの住人。
*次元界と次元界をつなぐポータルのこと。

*なお、彼女ではなくアースエレメンタルのほうを引っ張り出すこともできる(両者とも引き出すことはできないので注意)。こっちはモンスターなので即戦闘になるらしい、宝石が4つほど手に入るとか。

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