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SoD, 第10章、コーウィンの独り言、哀れな子ドラゴンらの末路

<アンダーグラウンド・リヴァー、地下洞窟、とある洞穴にて。洞窟中に小さな洞穴を発見したPTがそこに入ってみると、異常に白い膚の、かつ盲目のドラゴンの幼生らが襲ってきた。彼らを倒した後そこにあった日記*を読むと、彼らは80年もずっとここに閉じ込められていたらしい>

(風が痛ましく号泣するように洞穴を吹き過ぎた。狂おしい叫びや唸りがはるか深みから聞こえてきた)

コーウィン
「この小さなドラゴンたちは、生まれてからずっとこの洞穴だけで過ごしてきたのね。おそらく、あの淵から上がってくる小動物なら何でも食べて、そして何もやって来なければ、共食いをしていたんだわ。可哀想に」


*この日記は、およそ80年前に城主ダエロス・ドラゴンスピアとその盟友のドラゴンのハラタスラエルを滅ぼしてドラゴンスピア城と財宝を奪った魔法使いイスタエルスが記したもの。それによると、彼はこの幼生らをアンデッドにして自分の護衛にするつもりだったらしい。

*もし彼らを成仏させてからハラタスラエルの亡霊(シャドードラゴン)に会うと、彼女は彼らに安息を与えてくれたことをPTに感謝する由。

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