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SoD, 第12章、決戦の前1、暴かれるケイラーの秘密、十字軍の真の目的

***SoD最大のクライマックス&ラスボス戦。ネタばれ注意!***





<アヴェルヌス、塔の最上部にて。リフトが到着したのはここを牛耳る大悪魔ベルヒフェットの王座の間のど真ん中。なお、到着から戦闘開始までは、オートでカットシーン&対話でストーリーが進む>

*(カットシーン)ここにたどり着いたケイラーと十字軍兵らは、ケイラー以外はみなベルヒフェットとへファーナーンによって殺され、ケイラーも力尽きたように倒れてしまう*

ベルヒフェット
「そちとアウンとはまた一緒にいられるぞ。そちの檻は彼の檻の隣にしてやろう!」
「ああ、バールの子か。よく来た、よく来た!ケイラー・アージェントの敗北に立ち会うのに間に合ったな」
主人公
「何が起こってるの、ケイラー?」
ケイラー・アージェント
「呪われよ、へファーナーン!我がこうなったのもそなたの裏切りゆえだ!」
へファーナーン
「わたくしの裏切りと、あなた様の思い上がりゆえですな、”シャイニング・レディ”どの」
「これこそがケイラーの十字軍の秘密なのさ、<主人公>。ケイラーがアヴェルヌスから救い出したいと念願していたのはたった一人のみ。彼女の叔父のアウン・アージェント―彼女を救うために全てを犠牲にした男だ*」
主人公
「十字軍が、それが作り出した修羅が、それがあとに残した死と破壊とが―それがたった一人の人物のためだったって言うの?」
へファーナーン
「彼女の叔父を救い出す方法を私が提示した時、彼女はためらわなかった。彼女の名のもとに何千人もが殺され、あるいは住処を追われたが、彼女の決意は決して揺るがなかった。アウン・アージェントの解放のためならば、彼女はトーリル*の地すべてを灰燼に帰せしめただろうよ」
ケイラー
「我は叔父を解放したかった、それは確かだ。しかし、ドラゴンスピア戦争の死者をよみがえらせる*ことができていれば、我はそうしていただろう」
ベルヒフェット
「しかし、そちにはできなかった。誰にもできぬ。そして、心の奥底では、そちにもそれはわかっていたのだ」
「余はここに長らく閉じ込められ、マテリアル・プレーン*に達することがかなわなかった*。その時に、この嬢ちゃんが自分から進んで、お先真っ暗に、余の領土のなかに飛び込んできたのだ。しかもそんじょそこらの人間ではない。アーシマー*で、その上アージェントの家系の者だ。それがいま余のものになったのだ、みな余のものに」


*アウン・アージェントはラサンダー神に仕える誉れ高きパラディンにして、“アスター騎士団“の筆頭者。この段の詳細は後で明らかになる。
*トーリルは惑星名、まあ地球と思えば間違いない。
*ドラゴンスピア戦争(過去に二度あり、直近のは約5、6年前。ドラゴンスピア城の地下のアヴェルヌスに通じるポータル(主人公らがさっき通って来た所)から悪魔の軍が出て来て一帯を劫掠した)の犠牲者を蘇らせるというのが、ケイラーと十字軍の旗印であり大義名分だった。
*物質界。いわゆる「この世」。
*ベルヒフェットは100年近く前、いったん地上ライフを楽しむ機会があったが、勇者によってアヴェルヌスに封印されてしまった(BGシリーズと同じ系列ゲーム Icewind Dale1による😅)。
*天界の者(天使)の血を引く存在のこと。またアージェント家は代々パラディンを輩出して来た名門の一族。

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