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SoD, 第9章、グリントとンキーンの会話、ノームとして、ゴブリンとして

<フィストのキャンプにて。好奇心いっぱいのノームのグリントが、群れを離れて生きるゴブリンのンキーンに質問をする>

グリント
「聞いてもいいかな、ンキーン。こうなる前の人生ってどうだった?ゴブリンの生ってどんなだい?」
ンキーン
「ノームの生というのはどんなだ?」
グリント
「そのノーム自身によるね、まったく。僕はいろんな場所に行って、いろんなことをして、いろんな人と知り合ってる。あとノームだから、とんでもないイタズラもいくつかやらかすよ」
ンキーン
「ゴブリンの生はそのようにはいかぬ。決して」
グリント
「へえ。そいつは気の毒だ」
ンキーン
「以前はそれが当たり前と思っていた」


*ノーム族は基本、友人や親類縁者との情誼に厚く、お喋りでイタズラ好きで、苦労があってもそれをおちょくるような人生を送っている愉快な者が多い。それに反しゴブリンは、仲間を理由もなく平気で殺したり、そのくせ群れから逃げた者を目の敵にして非難したりするような陰険な種族(ここ参照)。

*いちばん下のセリフは自然豊富な場所にいる時のラサードのもの。「森にいると平和な気持ちで満たされます」。

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