SoD, 第８章、ヴァンパイアと主人公の対話、ヴァンパイアの言い分

＜コーストウェイ・フォレストにて。イザベラたちに言われた通り夜になってから再び彼らのキャンプを訪れると、そこに予想通りヴァンパイア出現＞

ツォラク（ヴァンパイア）
「ああ、ハンターどもか。今回は数が増えてるな」
イザベラ
「罪もない人を殺すのは今日で終わりだよ！」
ツォラク
「で、そちらの方は、私の名前さえ知らないのに私を殺すのに御同意なのかな？」
主人公
「それなら、やり合う前にお互い自己紹介といきましょうか」
ツォラク
「私の名前はツォラク。とはいえ、この際名前はどうでもよかろう。肝心なのは、私は私を殺そうと逸っている彼らハンターたちに何の危害も加えたことはないということだ。お尋ねするが、これは正当なことかね？」
イザベラ
「お喋りはたくさんだ！こいつを殺すんだ―今すぐ！」
主人公
「一通り言わせましょう、イザベラ」
イザベラ
「喋らせたいなら、さっさと済ませるんだよ」
主人公
「ここには何の目的で？」
ツォラク
「＜前半略＞*。私は重要な使命を帯びている。遅れることは許されない」
主人公
「どんな使命？」
ツォラク
「詳細を明かすことは禁じられている。だが、私が出発してからもうずいぶんになる。私はアムン*に行かねばならない」
主人公
「あなたはここにいるハンターたちには手を出さなかったにしろ、たくさんの人を餌食にしてきたに違いないわ」
ツォラク
「私というものは私というものでしかない。しかし私のような生き物であれ、この世では何らかの役目がある。ここを通したまえ、そうすれば我が主人は君に厚く報いるだろう」
主人公
「あなたの主人は誰なの？」
ツォラク
「それもまた、明かすのを禁じられている。しかし、彼が極めて富裕であることは保証する」
主人公
「申し訳ないけど、ここは通せない。あなたの犠牲になった人々の死は私の良心にのしかかってる」
ツォラク
「では貴様をカラカラに吸い干して、死骸をタキギ代わりにしてやろう！」
＜オオカミを召喚＞

＊この部分は先のセリフの内容と重複するので省略。
＊アムンはBG1で（サレヴォクの策謀により）バルダーズ・ゲートとの戦争をささやかれていた国。BG1の全体マップの南側はクラウドピークの山脈で終わっているが、それを越えるとそこがもうアムン。だからソードコースト南のナシュケルにはアムン兵がうろうろしてたわけ。

＊ツォラクは使命の内容も自分の主人も明かさないが、彼を倒すと以下のような内容の手紙が手に入る：
「ツォラクへ
そなたはただちにウォーロックス・クリプトを発たねばならぬ。間道を行くこと、姿を見られぬようにすることは言うまでもない。アスカトラまで達すれば、わがしもべの一人がそなたに墓所の在り処を伝えるだろう。失望させるなかれ。
L　」
ウォーロックス・クリプトとその場所についてはここ参照。Lは言うまでもなくそこの主の頭文字。アスカトラはアムンにある大都市で、BG2の冒険の出発点にして主要舞台のひとつ。つまりこれはBG2への伏線になってるわけ。

＊＊＊ちょっとネタばれ＊＊＊

＊ヴァンパイア戦ではドレインに注意、リストレーションの巻物があるといいかも。倒すとコウモリになってねぐらの洞窟に戻っていくので、追っかけて（ワナに注意）イザベラにもらった杭で止めをさすこと（BG2経験者ならお馴染みですな)。
＊倒すと上の手紙とボロ靴が見つかる。この靴を次章で行くブリッジフォート砦の靴屋（NPCのグリントの叔父さん）に修理してもらうと、チーター靴に（確率で）してもらえる由！