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SoD, 第10章、皮鎧とンキーンの対話2、ンキーンの選択

<1の続き>

主人公
「あなたは同時に多くのものだけれど、ンキーン、不決断はあなたのものじゃない。どちらか選んで」*
ンキーン
「亡者たちは私に歌いかけてくれる。私は生涯にクルントゥルのような者をあまりにも多く見てきた。もうたくさんだ。選べるならそちらは取らぬ」
皮鎧
「ハハハ!アマ公、俺を怖がってやがる。そりゃそのはずさ!」
ンキーン
「黙れ、喚き立てる首領よ*!黙らねば、この鎧をそこの地の裂け目に放り込むぞ。そうすればそなたの邪悪な声を耳にする者は二度とあるまい」
皮鎧
「貴様にできるもんか」
ンキーン
「喋り続けよ、デカンター。行き着く先を見たくば」
皮鎧
「ああと。どっちにしろ俺はもう貴様に言うことはないんだ」


*ここで、主人公が鎧かローブのいずれを取るかを決めることもできる。取らなかったほうはンキーンに使えなくなるので注意。
*原文 k'taarn 。ゴブリン語。調べてみたが、「エルフを殺すもの」なるゴブリンの将軍?頭領?を指すことばかなと思うけどいまいち自信がない。それにしても、D&Dはゴブリンなど各モンスター語はもちろん、その文法までいちいち存在するのには驚かされる。よくわからんが、自分でシナリオやキャラ設定をする時の風味づけとして大切であるらしい…

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