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SoD, 第8章、ブラザー・ディープヴェインと主人公の対話1、夢のお告げの暗転

<コーストウェイ・クロッシング、採掘場1Fにて。採掘場に入ってみると、生き残りのドワーフたちとアンデッド・モンスターらがまさに戦いの真っ最中。主人公らがドワーフたちに加勢してアンデッドを退治すると、ドワーフたちのリーダー・ディープヴェインがお礼を述べる>

ブラザー・ディープヴェイン
「お礼申し上げる、見知らぬお方。わしはディープヴェインと申す者。”デュマトイン神*の神秘の光”僧侶団のブラザー・オークリン・ディープヴェイン―まだ僧侶団と言えればだが。いや、不満を言っている場合ではない。あなたのお助けがなければわしらは一人残らず殺されていたでしょう」
主人公
「お仲間のひとりにお会いしましたよ、ダラン・ハイハンマーという方に。洞窟の外で」
ディープヴェイン
「ガーン・コールドハースはやられたのにあの腰抜けは生きてるですと?正義はどこにあるんだ?やつはわしらから害虫を遠ざけとくはずだった―それが役目だったのに!うん、ああ、やつにまた会ったら、とっととケツをここに持ってきて手伝えと伝えてくだされ」
主人公
「コールドハースという方のことを教えてください」
ディープヴェイン
「恵み深きデュマトインにかけて、わしの親友でした、ガーン・コールドハースは。ああ、ガーン、どうか許しておくれ…」
「やつはわしを信じ切ってました…わしはやつにわしの見た”守れるもの”のお告げの話をした。ある金属の鉱脈がここの地下にある、その金属でわしと偉大なるデュマトインを常に結ぶ鎖を鍛えることができるんだと。やつはそれを聞くと、ためらいもせず金庫を取り出して言いました、『見つけるにはいくらかかるね、オークリン?』と」
主人公
「そして、その金属は見つからなかった?」
ディープヴェイン
「ええ、その通り。わしらは働きづめに働きました。わしらがこっちのトンネルの壁を補強しとるあいだ、セマール*が別のトンネルを掘りました。とうとうわしらは何かを掘り当てたが、それは金属なんかではなかった、それどころじゃなかった」
「部屋でした、本で―本とモンスターでいっぱいの。さっきわしらが戦っとったような」


*鉱山や地下の財宝を守るドワーフの神。the Keeper(守れるもの)はその別称。
*ドワーフと一緒に働いているジャイアントの名前。幼い時に山崩れで両親を失ったが、親切なドワーフに引き取られて大きくなった。大変に優しい性格。

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