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SoD, 第10章、ゴブリンの野盗らとンキーン2、ゴブリンらは金をもらって退散する

<1の続き。ンキーンをあくまで連れて行こうと強気だったホブゴブリンだったが、ンキーンの呼び出した亡霊戦士の攻撃の鋭さに恐れ入ってたちまち降参>

バトゥクス
「お助け!お助け!」
ラゲモス
「シッカリしろよ、バトゥクス!あんなピーピーわめくガキにお慈悲を乞いやがって!」
シックリー
「ピーピーってのは、強いって意味か?だって、あの女はえらくピーピーに見えるからな」
主人公
「失せなさい、ゴブリン。さもなきゃ間違いなくもっとひどい目に遭わせるわよ」
バトゥクス
「嬢ちゃん、いや―母ちゃん。あんたは大した才能だ。あんたは自分と同じ種族と一緒でなきゃいかん。俺らのとこに来てくれ。俺らのリーダーになってくれ。あんたの力があれば、俺らは世界を征服できるかも」
ラゲモス
「よせやい、バトゥクス。亡霊使いは俺だ!俺にゃ精霊が動かせる!」
シックリー
「だが、彼女ほどじゃねえ。お前、十字軍が俺らをどう扱うか見たろ。奴らに―誰にとっても、俺らはゼロなのさ。しかし、彼女のような存在がいっしょなら、変われるかもしれん。リーダーになってくれ、母ちゃん。俺の棍棒はあんたのもんだ*」
主人公
「あんたたち、ンキーンにリーダーになってほしいっていうの?」
ンキーン
「当然とは思わないのか?」
主人公
「ごめんなさい、ンキーン。あなたの力を疑ったわけじゃないの。あなたは彼らの所へ行きたいと思ってる?彼らはあなたの同族だし」
ンキーン
「私の同族はもうたくさんだ。今は他の族を探している」
ラゲモス
「聞いたか?あの女は自分は同族より上だと思ってるぜ!あの女とお友だちにどちらが上だか見せてやろうじゃないか!」
主人公
「私はあなたたちを殺さずにおいて、ンキーンの顔を立ててあげたい。私の好意のしるしに100ゴールドを受け取って、ここを通らせてくれない?」*
バトゥクス
「いいとも、いいとも!金なら通れる、いつでもな」
「よっしゃ。そんなら、嬢ちゃん。もしこのニンゲンに飽きが来たら、バトゥクスを訪ねてくれよ、いいか?いつでも歓迎するからな」
ンキーン
「覚えておこう」


*武器を託すということで服従を誓ってるのだが、“棍棒“の意味の違いで主人公の返答の選択肢には不穏なものも出現する😅

*ここではお金で話をつけることにしたが、戦いを選択することもできる。もっとも、後でンキーンにもったいないことをするなと不満を言われる😅

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