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SoD, 第10章、ウィルチ軍曹と主人公の対話、ツンツンして出て行ったスキー

<合同キャンプにて。一人で出て行ったというスキーの姿を見ていないかと主人公はキャンプ入口の歩哨役の軍曹に話しかけてみる>

ウィルチ軍曹
「そこを通るのは誰だ―おっと、知ってるぞ。こりゃどうだ、野郎ども?バルダーズくそったれゲートの英雄殿が、おん自ら我らのもとにご降臨だぜ」
主人公
「私は一介の人間。あなたやこのキャンプの他の人より以上でもなければ以下でもないわ」
ウィルチ軍曹
「あいよ、そうでしょうとも。より以上でもなきゃより以下でもない。でもおたくは好きな時に好きな場所に行けて、こちとらはここに釘付けだ。十字軍を見張って喉も目もカラカラにしてね」
主人公
「今から少し前に、女の子がここを通ってったって聞いたんだけど。黒っぽい髪の、口をツンとさせた、口だけじゃなくどこもかしこもツンツンした感じの子。ひょっとして見なかった?」
ウィルチ軍曹
「足にマメができちゃったってブツブツ言ってた子かね?ああ、通ってったよ。あっちに、ドラゴンスピア城のほうに向かってった」
主人公
「教えてくれてありがとう」
ウィルチ軍曹
「ツキを祈るぜ」

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