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【縁】
2年程前から春日の神様との御縁が深まり、奈良によく通うようになりました。
そして昨年5月に奈良で個展を開催しました。
そこで繋がった方との御縁から、今度は出雲国や伯耆国、そして大山との御縁がどんどんつながっていきました。
今年に入ってからは実際に3度訪れています。
そのような流れもある中で、今年の初め頃に鍛えた太刀があります。
この太刀を生み出す際に、まず初めにこの太刀に宿る御靈と対話する中で、
この太刀は出雲系のエネルギーで生み出すということが決まりました。
作風としても日本刀成立最初期の有銘刀工である安綱をはじめとする古伯耆の太刀を参考にしました。
そのようにして生まれてきた太刀が研ぎ上がってくると、
御靈入れの場所を検討しました。
この太刀に宿る御靈と対話しながら、御靈入れの場所は雲伯地方の何箇所かの候補に絞られつつ、正確な場所は行ってから決めるということになりました。
そして実際に、御縁あり繋がった地元の方に案内して頂きながら、何箇所か巡って行きました。
「御靈入れはここだ!」という場所はなかなか出てきませんでしたが、
御縁の深い素晴らしい巡礼となり、
その中でこの太刀の号(刀剣自体の名前)が
【縁(ゆかり)】と決まりました。
そうして巡礼日程の後半に訪れた菅谷たたらの金屋子神を祀る磐座において御靈入れを執り行いました。
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【縁(ゆかり)】の名前の通り、
この太刀の役割は御縁を繋いでいくことです。
この太刀の製作に取り掛かってから、
完成後、今に至るまで
様々な場面で本当に尊い御縁が多く繋がりました。
本当に素敵な御縁が多く繋がっていっているので、
いっそこのままこの太刀【縁】を自分の手元に残しておきたいくらいです。
しかし、それよりもこの太刀と御縁のあるどなたかの元で
その方と共に多くの尊い御縁を繋いでいくことが
この太刀【縁】の役割であるようです。
ですので、こちらの太刀【縁】を御縁のある方にお譲りします。
こちらの太刀【縁】をお迎えしたい方はご応募ください。
ただし、お譲りするとは言っても無料ではありません。
金額は応募者さん御自身で決めて頂きます。
応募者さんが感じたその価値をそのまま価格にしてください。
ご応募いただいた方の中で、【縁】の意思と対話して「この人だ!」という方に決めさせて頂きます。
金額の高い安いだけで決まるわけではありませんし、
ご応募いただいた方の中で決まらない場合もあり得ます。
ご応募は下記メールアドレスに、
・氏名
・メールアドレス
・電話番号
・住所
・希望金額
・応募動機
を送信してください。
尚、受付期限は令和6年7月24日正午までとさせて頂きます。
もし「この人だ!」と言う人がいて決定した場合、
受付期限を待たずに早期終了することもあります。
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太刀【縁(ゆかり)】
銘 秀平
令和甲辰年正月
刃長 2尺5寸2分8厘 反り9分
〈作風〉鎬造り、庵棟、元先の幅差あり、踏ん張りつき、腰反り高い優美な姿。鍛えは板目肌流れて柾ごころあり、肌立ち、地景入り、地沸つく。刃文は直刃調小乱れ処々浅く湾れ、小互の目小丁子交り、金筋、砂流し頻りにかかり、明るい小沸よく付き、元を焼き落とす。帽子は掃きかけて直に小丸に返る。茎は先栗尻、鑢目筋違。目釘孔一。
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