刀剣奉納プロジェクト
太刀【縁】と同様な企画を昨年から今年にかけて何度か開催しました。
このような企画をするに至った理由はいくつかあります。
中でも大きな理由の一つは、刀剣がその使命を果たし、持ち主となる方もまたその刀剣と共に使命を果たしてもらいたいと思いますが、通常の価格だと持ち主となる方も予算的に厳しいことが多いという現実があります。
そのため、その問題を解決して、刀剣とその持ち主となる方に使命を果たしてもらえればという意図がありました。
そのような意図で企画を数回実施して成果はあったのですが、今回初めて行き先が決まらなかったことで、このシステムは卒業して次のステップに進むタイミングが来たのを感じました。
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私は現在、自分のところから生まれてくる刀剣について、持つ人を守る力やサポートする力を持った刀剣であったり、祈りのための刀剣という話をすることが多いです。
それはそれでもちろん本当のことではあるのですが、元を正せば、
「神仏の元にあることでその神仏が力を顕しやすくなるような刀剣」
を生み出すというのが私の役割であると感じていました。
ただ、タイミング的には、人に対しての働きにフォーカスして打ち出していく時期と感じていたので、これまでは持ち主となる人への効果に重点を置いて言及していました。
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しかし、今回の流れの中で、ふと、
「神仏の元にあることでその神仏が力を顕しやすくなるような刀剣」
を生み出していくという、元来の役割を勤めるタイミングの訪れを感じました。
と言っても、これから改めてそういう刀剣を生み出し始めるというわけではありません。
ここ最近はもう既にそういう役割を持った刀剣が生まれて来ています。
そういう刀剣は個人個人で神仏との繋がりの中で活用して頂ける機会も増えてきていますが、
そのような刀剣が役割を果たし得るもう一つの形として、刀剣の奉納があります。
神社や寺院に刀剣を納めることで、多くの人々が祈りと共に刀剣と繋がり、
また刀剣を介して神仏と繋がることができます。
神仏と御縁の深い方に刀剣を活用していただくという一点集中型の刀剣の活かし方は少しずつ広まってきましたが、
これからはそれに加えて神社や寺院に納めた刀剣をハブとして多くの方々に神仏や刀剣自体と繋がって頂くという活かし方も増やしていきたいと思います。
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上記のような刀剣の活かし方を実現していくための刀剣の奉納プロジェクトを始めます。
より多くの人々の想いや祈りとともに奉納する方が、より意義深いと感じますし、
私一人の力だけで奉納し続けるのはさすがに持続可能ではありませんので、
プロジェクトとして形作っていきたいと思います。
まずは今回の企画に出していた太刀【縁】。
初めは、出雲のエネルギーで生まれているので出雲の方に納めるのが良いのかとも思っていたのですが、むしろ逆で、出雲のエネルギーが出雲に行くよりも、出雲と所縁のある別な所に行って出雲との繋がりを結ぶ方が意義深いのではと思い直しています。
プロジェクトの進捗状況はまたお知らせしたいと思います。
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