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キノコの上の芋虫は淋しさを教える教授だった

こんにちは。ちんちんむしです。
皆さん、噛み潰してますか?苦虫。

今日は私の好きな音楽の中でも
【電波ソング】と言われがちな音楽を紹介します。
今回は萌えに偏っていないものに絞ります。


1.ポピーtheクラウン/青柳常夫

全員友達に似ている

『ポピーザぱフォーマー』のプロデューサー高橋茂美氏は、主題歌制作当時について「番組の初っ端からブチかまして視聴者の心に爪痕を残そうと考え、視聴者の気持ちを不安にしてかき乱すような意味不明な歌詞にしました」と振り返っています。

Otajo記事より

一つ目はアニメ『ポピーザぱフォーマー』のテーマソング、『ポピーtheクラウン』です。
アニメはよく『検索してはいけない』『トラウマアニメ』と紹介されることがありますが、キッズステーションの時間が余ったからと超低予算で制作され、声優がおらず(カエルだけが喋る)映画と手塚理さんの作る音楽を楽しむようなアニメです。私は小さい頃からずっと見ているのですが、カエルが出てきて『ケダモノの顔は…』とケダモノの正体を明かそうとするお話が大好きです。
そんなポピーザぱフォーマーの主題歌は、アニメ『スレイヤーズ』等の曲を手掛ける手塚理さんが作曲し、郷ひろみなどの歌詞を書く平出よしかつさんが作詞し、青柳常夫さんというアコーディオン奏者で『歌声喫茶ともしび』のリーダーである方が歌う豪華な名曲です。『とにかく意味のわからない歌詞にしてほしい』と言われ作られたそうですが、日本語歌詞ver.もあり、そちらは大変深くて優しい歌詞になっています。


2.電車かもしれない/たま

一時期これになりたかった

まるで算数を知らない子どもたちが
砂を耳からこぼしているよ

歌詞


二曲目は元々ナゴムレコードに所属していたフォークロックバンド『たま』の『電車かもしれない』です。
『たま』は『さよなら人類』が一番有名かと思います。
PVは自主制作で近藤聡乃さんというアーティストが作った物で、この作品で沢山の賞を受賞しています。近藤聡乃さんは少女や虫をモチーフにした作品が多く、雑誌『ガロ』から影響を受けているのでアングラ好きにはたまりません。
歌詞は殆どどういう状況かわからないですが、流産や中絶の歌だという説が多く見受けられつつ、私は意味なんてどうでもいいので楽しく聴いています。


3.まもるくん/谷山浩子

まもるくんの気持ちなんて誰も考えてくれない

ヒザのところに顔がある
ダリヤのような顔がある

歌詞


三曲目は谷山浩子さんの『まもるくん』です。
谷山浩子さんの曲はNHKの『みんなのうた』等で一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。童話のようで現実離れした歌詞と、時に暗い曲調もありながら可愛いさの溢れる曲を沢山出しています。
ゲド戦記の挿入歌等も手掛けています。
『まもるくん』も様々な解釈がありますし、YouTubeには解釈動画しかないですが、正直意味なんてどうでもいいです。ビー玉の音やピアノに癒される曲になっています。


4.Po popo popo/Fred OARAO

私のポーターという知り合いはパチンカスになった

貴方は鳩ではない "しまった!"

歌詞

四曲目はフレッド・オアラオさんの『Po popo popo』です。フレッド・オアラオさんはYouTubeに曲を載せているアーティストですが、それ以上のことは何も知りません。
こちらの曲はカップラーメンのCMの曲にも使われたそうです。
歌詞は自己肯定感溢れる鳩が自己肯定をするのと、それ以外の生き物が己の存在の自認を繰り返しています。昨今『自認』で世の中が騒がれている中で聴くとなんとも言えない気持ちになりますが、きっとそんなに深い意味はないと思います。知らんけど。
フレッド・オアラオさんの他の曲も、頭空っぽで楽しめる素敵な曲です。


以上、四曲を紹介させていただきました。
頭も心も空っぽにしてお楽しみください。

早くちょうちょになりたい