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写真機


"写真機は要らないわ 五感を持ってお出で"


自分を残すカメラは不要だと思っていたある時に、友人が仰いました。
『3.11の瓦礫の前でお坊さんが手を合わせる写真、と聞いて、誰もが"見たことある"と思える、写真って"その瞬間"を残せるものなの』


友人の言う写真を確かに思い出し、納得しました。
そして自分の誤解を解きました。
『私はきっと人生の"瞬間"を馬鹿にし粗雑にしてなんと無駄にしてきたことか』
『無駄にしない為の写真機とも言える』







若い脚、自傷した痕、長い髪。
"永遠“ではない。
きっと写真機のお陰でいつかこの頃を尊く思う。
戻れないものが形になること、
"瞬間"を蔑ろにして惰性で生きるのはもう辞めましょう。




結局いつも、自分の世界に革命が起こるのは他人との出逢いだ。



あの日の自分の影の形、あなたは思い出せますか?


早くちょうちょになりたい