これは「ニンジャスレイヤーTRPG第2版」のシステムに対応した、ショットガン・シナリオ(短編シナリオ)記事です。Y2K以前のアメリカ合衆国を舞台とした特殊セッティングを採用しており、ノワールなアトモスフィアでニンジャスレイヤーの世界を体験できる内容となっています。
はじめに
このシナリオでは、1980年代のニューヨーク・シティが舞台という特殊なセッティングを採用しており、PCはアメリカ合衆国のCIA(中央情報局)に所属するニンジャ・エージェントとして、憑依ニンジャと推定されるターゲットの行方を追跡することになる。実際、ターゲットはニンジャと化して、その力を用いた大事件を引き起こそうと画策しており、PCに与えられた時間の猶予は少ない。
通常のAoS(エイジ・オブ・ソウカイヤ)のセッティングと異なり、この舞台ではまだテクノロジーが発展しておらず、エテル濃度も薄い。ニンジャは極めて珍しく、また立ち枯れの時代のため力は十全ではないことに注意が必要だ。
PCはニンジャでありながら、通常のセッティングにおける重サイバネモータル程度の強さとなり、例えモータルが相手でも非常にダメージを受けやすくなっている。プレイヤーは全体的に緊張感のあるプレイフィールを得ることができるだろう。
タイムキーピングの目安(参考)
このシナリオをマスターとしてプレイするにあたって、各シーンにおける所要時間の参考となる目安は以下の通りである(オンライン・テキストセッションを想定)。
導入 : 15分程度
シーン1+2 : 90分程度
シーン3 : 45分程度
シーン4 : 60分程度+α
※テストプレイを参考に、じっくりと調査を行った場合を想定した所要時間。
戦闘重点の場合、シーン1+2が短くなる代わりに、シーン3に要する時間が増える。
キャラクターの作成について
このシナリオ向けのPCは11ptのスクラッチビルドで作成したのち、特殊なルールによって1段階強化することができる。これは、CIAのエージェントとして彼らが積んできた経験を表現するものだ。
すべてのプレイヤーは次のルールに従って、新たに1980年代のCIAニンジャを作成すること。
『●立ち枯れの時代』:
このキャラクターは『種別:ニンジャ』だが、大気中のエテル濃度の不足から、
基本の回避難易度がHARDとなり、『スリケン』を使用できなくなる。
さらに、ジツの発動難易度は通常より+1されてしまう。
探索ルールの改定(オプション)
このシナリオでは専用の探索ルールに加えて、『探索アーキタイプ』のルールを導入する。これはプレイヤーキャラクターが調査・交渉において何を得意とするのかを、能力値とは切り離して表現する要素である。
キャラクター作成時には、次の3つから『探索アーキタイプ』をひとつだけ選択しておくこと(1度選択すると変更できない)。
探索において、各キャラクターは選択した『探索アーキタイプ』に応じて次のようなメリットが得られる。
マップデータ
導入
シナリオが始まるとPCたちは、上司であるバーンズの呼び出しに応えて、ラングレーの一角にある機密会議室を訪れることになる。バーンズは、予てより監視していた"アンナチュラル"なニンジャと思われる男を監視していたチーム(これは全員がモータルだ)が全滅したと語り、任務を引き継ぐように伝えてくる。
ターゲットはデビッド・ハリスという30代後半の男性で、PCには人相や体格など、対象の識別に必要な最低限のプロフィール情報に加え、彼の隠れ家の住所が与えられる。
彼らはまず、チームが全滅した現場およびハリスの住居を調べ、彼の行き先を突き止めなくてはならない。そして彼がニンジャであるかどうかも含め、その危険性を評価し、必要とあらば始末するのがCIAエージェントであるPCの任務となる。
ひと通りのダンゴウが終わり、次に何をするべきなのかが明確になると、次のシーンへと移行する。
CIAのお目付け役(オプション)
PCの戦闘能力があまり高くないとマスターが判断するのであれば、モータルのCIAエージェントを お目付け役 や 助手 としてチームに同行させると良い。目安は、PC全員が『強攻撃』や『連射2』など意図的に2ダメージを出す手段を全く持たない場合だ。
◆CIAエージェント(種別:モータル)
カラテ 3 体力 3
ニューロン 2 精神力 2
ワザマエ 3 脚力 3
ジツ – 万札 -
攻撃/射撃/機先/回避 3/3/2/3
◇装備や特記事項
防弾ベスト: 【体力】+1(反映済み)
チャカガン: 銃器、連射1、ダメージ1
強化警棒 : 標準近接武器、ダメージ1
シーン1:事件現場
現場は警察に封鎖されているが、既にCIAの根回しが済んでおり、PCが「安全保障局だ」と偽の身分を伝えるだけで現場調査や警官への聞き取りが自由に行える。ただし、警官たちはハリスの存在について全く知らない点には注意しなくてはならない。
事件が起きた現場は人目のない路地裏であり、PCが手渡されたファイルによると、ハリスの住居もそこに面している。
このシーンではイニシアチブ順に、各PCへ行動手番が与えられる。手番が回ってきたPCは、以降に述べられる調査オプションを1つ選択して情報収集を行うことができる。PCは任意のタイミングで現場の調査を切り上げ、次のシーン「ハリスのアジト」へと移行することができる。
気の早いPCは物証から調べ始め、ハリスのアジトへの繋がりを見つけ出すと、すぐにそちらを調べようとするだろう。
警官への聞き込み
現場は通報に駆けつけた警察によって確保済みの状態だ。PCは警官から最低限の情報を聞き出すことができるが、彼らはそれほど説明の要領が良くないので、会話の主導権を握って必要な情報を適切に聞き出す必要がある。
物証を調べる
現場である路地裏は散々な有様になっている。爆発が起こったかのような焼け焦げと破損痕が無数に残り、吹き飛ばされたCIAエージェントたちの残骸がレンガ壁や地面に貼り付いているのだ。PCはこの混沌とした状況のなかから、ニンジャ洞察力や第六感を用いて手掛かりを集める必要がある。
シーン2:ハリスのアジト
事故現場での調査を切り上げた時点で、このシーンへと移行し、次いでPCはハリスのアジトであるアパートメントを調査することになる。ハリスが事件に関与しているのか、そして彼がいま何処にいるのか、手掛かりを集めなくてはならない。
ハリスのアジトは慌てて逃げ出したような有様になっているが、一見して重要なものは見当たらない。しかし注意深く調べると、幾つかの気になる証拠物品を見つけることができる。
このシーンでは先のシーンと同様に、イニシアチブ順に、各PCへ行動手番が与えられる。手番が回ってきたPCは、次の調査判定によって情報収集を行うことができる。PCは任意のタイミングで現場の調査を切り上げ、次のシーン「川沿いのダイナー」へと移行することができる。
気の早いPCは『手掛かり3』を手に入れた時点で、即座に「ミリー&メルヴィンズ」へと向かおうとするだろう。
ブービートラップ(イベントギミック)
ひと通りの調査を終えると、ハリスがアジトに仕掛けた時限式のトラップが作動する。部屋を立ち去ろうとするPCを取り囲むように、あちこちからピンの抜けた手榴弾が落下してくるのだ。
PC全員はこれに素早く対処できたかどうか、【カラテ】判定(NORMAL)か【ワザマエ】判定(HARD)のどちらかを行う。この判定は探索中のギミック判定とみなされ、アーキタイプによる恩恵を得られる。この判定に失敗したPCは回避不可の1ダメージを受けてしまう。
トラブル判定表(オプション)
PCがシーン1、シーン2で最小限の調査のみを行って先に進む、"あまり理性的ではない"ニンジャの場合、マスターはこのトラブル判定表を用いて幾つかの障害を発生させても構わない。
これは最短ルートで進行することでダイスロールも省略され、シナリオが薄味になってしまうことを防ぐためのオプション要素である。
プレイヤーの探索スタイルが分かったなら、マスターは次の表を任意のタイミングでロールしておくか、自由に選択して幾つかのイベントを用意すると良いだろう。
シーン3:川沿いのダイナー
順当に調査が進んでいれば、エージェントたちはハリスのアジトに残されたマッチ箱や地図を手掛かりに、この場所へと辿り着く。彼が定期的に訪れている場所、あるいは彼の計画上重要な場所であると推察できるからだ。
古びたダイナーの駐車場には数台のバイクや車両が駐車されており、店内にも何人かの(ガラの悪い)客がいる。PCはこの場所で、客の中にハリスが居ないか探したり、店員などに彼の写真を見せて聞き込みを行うことができる。
しかしながら、PCが何らかの有用な手掛かりを得る前に、ダイナーにたむろしていた数名のチンピラが突然彼らに因縁をつけてくる。このチンピラはハリスにカネで雇われたバイカーギャングであり、PCが困惑している間にも店外からぞろぞろと集まり彼らを取り囲む。
バイカーギャングの目的は、ハリスを探している人物(すなわちPC)を痛めつけて追い返すことであり、PCとの暴力的な衝突は避けられない。
戦闘の主導権を握る(イベントギミック)
バイカーギャングとの衝突に際して、PCは幾つかの手段によって戦闘の主導権を握ることができる。プレイヤーが望むなら、PCの誰かひとりを代表者として、次のいずれかの手段によって敵の威圧や懐柔を試みても構わない。
ただし、いずれの手段を選択したとしても、判定後には逆上したバイカーギャングとの乱闘に発展してしまう。またPCが好戦的なキャラクターであるならば、この判定を行うまでもなく戦闘処理に突入する。
戦闘マップ
バイカーギャングとの戦闘では「ダイナー」の戦闘マップを使用する。マスターはダイナーにおけるRPに応じて、任意の場所にPCを配置させてから、それを取り囲むようにバイカーギャングを配置する。
バイカーギャングの人数はPCの人数+2人程度をベースとして、PCの強さに応じて調整する。具体的には『☆カナシバリ・ジツ』や『◉魅了』といった、複数人を容易に制圧できる手段を保つ場合、思い切ってPCの人数の2倍まで数を増やして構わない。
この戦闘において、PCはニンジャの存在を隠蔽するべく活動するエージェントであることを忘れてはならない。まず、みだりに殺戮を繰り広げるべきではないだろう(マスターは攻撃手段やダメージに関わらず、自動的にNPCが"ミネウチ"されるものとしても構わない)。
さらに『ヘンゲヨーカイ・ジツ』や『カトン・ジツ』、『カラテ・ミサイル』など、可視の"E.S.P"は強力だが、モータルを"フリークアウト"させてしまうため注意が必要だ(詳細後述)。
◇NPCデータ:バイカーギャング
バイカーギャングはいずれも筋肉質で、レザージャケットなど頑丈な衣類を着込んでいるため、体力が高い。
基本的には体格を活かした近接攻撃で戦うが、PCが難なく彼らを倒し始めると、2ターン目からは半数がチャカガンを抜いて発砲してくる(これにより、近接攻撃と射撃による擬似的な時間差が生まれる)。
あるいは、PCが先述のような"E.S.P"を使用した場合、彼らは"フリークアウト"し、全員が即座にチャカガンを抜いて発砲してくる。
◆バイカーギャング(種別:モータル)
カラテ 3 体力 2
ニューロン 2 精神力 2
ワザマエ 3 脚力 3
ジツ – 万札 -
攻撃/射撃/機先 3/3/2
◇装備や特記事項
チャカガン: 銃器、連射1、ダメージ1
拳や鈍器 : 近接攻撃、ダメージ1
シーン4:真夜中の決闘
ダイナーにおける戦闘に決着がつく、あるいは3ターンが経過してバイカーギャングが恐怖し戦意を喪失すると、このシーンへと移行する。
シーンが始まると、PCが車を駐車したのとは逆側の駐車スペースから、車を急発進させる音が響いてくる。PCがそちらに飛び出す、あるいは窓に駆け寄って道路側を見ると、北側に去ってゆく一台の車両を視界に収めることができる。そしてPCのニンジャ視力は、それを運転するハリスの姿を捉える。
ハリスはギャングを買収してけしかけるだけでなく、慎重なことに、現れるであろう追手の正体を確かめようとダイナーの戦闘を自らの目で監視していたのだ!
追跡(イベントギミック)
PCはダイナーを飛び出し、車両でハリスを追跡することになる。アジトでの探索がうまく行っていれば、PCはハリスが向かう先にインディアン・ポイントの原子力発電所があることに気がつく(追い詰められた彼は、もはや何をしでかすか分からない!)。
PCがハリスに干渉しようとせず追跡を続ける場合、ハリスは手榴弾を路面にばら撒き攻撃してくる。並走するなどカーチェイス状態から(比較的)穏便に停車を呼びかける場合、容赦なく拳銃を発砲して応戦してくる。PCはすぐに、多少強引な手段でも彼を停車させなければ埒が明かないことを理解するだろう。
ハリスの車両を停車させるには、強引に体当たりを仕掛けるか、タイヤなどを正確に撃ち抜いてスリップさせるしかない。PCの誰かひとりを代表者として、次のいずれかの判定を1度だけ行うこと。
判定の成否に関わらず、運転を妨害されたハリスの車両はコントロールを失い、横転して路上で炎上する。判定に失敗していた場合、PCの車両もそれに巻き込まれて横転してしまい、PC全員が回避不可の1ダメージを受ける。
国家安全保障上の脅威(ボス戦闘)
車両を停車させたならば、あとはハリスとの決着をつけるだけだ。ハリスは横転炎上する車両から、炎をものともせずに這い出し、立ち上がる。彼がニンジャであることはもはや疑いようもない。
ハリスと対峙して言葉を交わせば、彼が完全に"フリークアウト"しており、ニューヨーク・シティを炎に包み浄化するという考えに取り憑かれていることが分かる。PCは彼を無力化し、その企みを止めなくてはならない。
戦闘マップ
ハリスとの戦闘では「クロトン高速道路9号線」の戦闘マップを使用する。マスターはマップ上の白い車の周辺にPCを配置させてから、戦闘を開始する。あるいはRP描写に伴って、PCとハリスがワン・インチ距離まで接近して睨み合う状況になるものとして配置を調整しても構わない。
◇NPCデータ:デビッド・ハリス
デビッド・ハリスの正体は1967年~のフェニックス作戦にも参加したCIA工作員のひとりである。彼は偶然にも、70年代に世間で取り沙汰された『LSDを民間人に投与する洗脳実験』をラングレーが秘密裏に継続している事実を知ってしまった(実際には、これは計画を吸収したメガトリイ社の秘密部門によるものだ)。
その事実を世間に暴露しようとしたため、一度は口封じに暗殺されるも、ニンジャとして蘇った彼はその衝撃で"フリークアウト"し、NYC全体がLSDに汚染されているという妄想に囚われることとなった。彼はニンジャソウルのもたらす衝動と妄想の危険な化学反応により、インディアン・ポイントの原発を吹き飛ばすことでNYCの汚染を浄化しなくてはならないと考えている。
ハリスは強力なジツの使い手であり、CIA工作員としての実戦経験も積んだ油断ならぬ相手である。彼はボスNPCとして、毎ターン必ずレッサー・コロナ・ジツで複数人にダメージを与えたのち、「チャカガン射撃/グレネード/近接攻撃/コロナ・ジツ」のいずれか最適な手段で追撃を加えてくる。
◆デビッド・ハリス(種別:ニンジャ)
カラテ 4 体力 7
ニューロン 5 精神力 9
ワザマエ 5 脚力 2/N
ジツ 4 万札 -
近接攻撃D:5、射撃D:6、発動D:10、回避D:5、即応D:2
◇装備やスキル
装備 :『コルト・パイソン(チャカガン)』、『バクチク・グレネードx1』
スキル :『◉◉グレーター級ソウルの力』、『◉頑強なる肉体』、『◉滅多打ち』
『◉ニンジャソウルの闇』
『●射撃スタイル:ファニング』:
回避ダイス2個をコストとして消費。この拳銃は『連射+1』を得る。
『☆レッサー・コロナ・ジツLv3』:
移動フェイズ開始時に【精神力】1と1行動を消費して発動(NORMAL)。
発動すると即座に回避ダイスを2個獲得し、【脚力】の3倍を移動できる。ナナメ移動可。
このとき『火炎属性ダメージ1』を与える『●轢殺攻撃3』を使用できる(回避:NORMAL)。
『★コロナ・ジツ』:
攻撃フェイズに【精神力】2と1行動を消費して発動(NORMAL)。
自身を中心とした5x5マスに『火炎属性ダメージ1』を与える(回避:HARD)。
直前の移動フェイズで『レッサー・コロナ・ジツ』を使用していた場合、
範囲を3x3マスに縮小し、回避難易度をNORMALとすることで【精神力】コストを0にしても良い。
『●立ち枯れの時代』:
このキャラクターは『種別:ニンジャ』だが、大気中のエテル濃度の不足から、
基本の回避難易度がHARDとなり、『スリケン』を使用できない。
さらに、ジツの発動難易度は通常より+1されてしまう。
◇戦闘バランス調整のヒント
ハリスが行使するジツの回避難易度は『●立ち枯れの時代』により、実際には表記されている難易度からさらに+1される点に注意する必要がある。これにより『レッサー・コロナ・ジツ』は回避HARD、『コロナ・ジツ』は回避U-HARDとなる。
PCが回避ダイスが5~6個程度であろうと考えると、上記のジツのコンボを使用した時点で、毎ターン1ダメージは受けてしまうことは覚悟しておく必要がある。逆にダメージの上振れはないため、マスターは安心してダメージを与えられるとも言える。
『★◉コロナ・ヌーク・ジツ』:2ターン連続使用不可。
攻撃フェイズに【精神力】2と【体力】1、さらに1行動を消費して発動(NORMAL)。
視線の通る1マスを中心とする5x5マスを効果範囲とし、中心点の敵にD6ダメージ(回避HARD)を
それ以外のマスに1ダメージ(回避NORMAL)を与える。
※『●立ち枯れの時代』により、上記の表記から1段階回避難易度があがることに注意。
エンディング
ハリスを行動不能・爆発四散に追い込んだ時点で、このシナリオは終了となる(つまり生け捕りにするケースも想定される)。PCは大破した車両の炎に照らされながら、政府によるニンジャの迫害を止めるためにCIAのニンジャとしてニンジャを狩るという今の状況に、あらためてうんざりした気分に陥ることだろう。
◇報酬(PC1人あたり)
基本報酬 :万札15、余暇4日
+殺人を犯さなかった、もしくは手記を回収した場合:万札5
シナリオ改変のヒント(参考)
このシナリオは専用ルールが多いものの、調査から戦闘に結びつくシンプルな構成となっており、少しの改変を加えることで、原作エピソードに近い内容やAoSを舞台としたシナリオとしてプレイすることができる。
謝辞
🕵SPECIAL THANKS:テストプレイ卓に参加頂いた皆さん:THE-MAKER=サン、せにすち=サン、ヒフミ=サン、Wolfram=サン、久助=サン🕵