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【寄稿】コロナ不況がもたらすマーケティングのトレンドについて考えてみる

どうも、トムです。

友人のアドライター氏(@ad__writer)に寄稿いただきました。

はじめに

「おい、誰だそいつ」と思ってらっしゃると思うので軽くご紹介させていただきます。

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ところで皆さまは、就活の際、会社のロビーで待機していたら、みすぼらしい格好をした人がいて。その人がなんと後から偉い人だった!なんて経験はありませんか?僕はめっちゃあります。フツーに面接練習で独り言、言いながらアクビしてたわ、と。

Twitterから色々な人と知り合って思うのは、何でもない怪しいアカウントの素性が、有名企業の偉い人だったりすること。そして、そういう人ほどしょーもないツイートをしているという。

このアドライターって人と、青山一丁目の銀座ライオンで初めて飲んだのは約1年前。最初Twitterでやり取りしたときTLを見て「なんだこのクソ怪しいアカウントは…」と思ってましたが、東大院卒の某広告代理店勤務。エリートですよ。

人は大人になると建前というものを覚え、正直ではいれないものですが、このアドライターって人は、攻める攻める攻める。常に正直に思うこと感じることを言うのです。そしてそれはいつも、プランナーとしての現場経験から生まれてきた鋭い洞察に基づいていて、正論。その正直な性格が原因で最近会社を辞めたそうですが…(笑)

よく恋愛コラムなどで「相談」という言葉が、「相手の話にうなずき、理解を示し、共感してあげること」という文脈で使われます。しかし、明確な金銭バリューを求められる広告のプランナーにとって、相談とは冷静に現実を認識させ、道を示すこと。そういう意味の相談相手として、これほど頼りになる人はいません。

そこから度々1000円くらいでコピー考えてもらってます。僕は最近本業が調子良く、何冊かヒット本出せましたが、オビに載っている言葉はこの人に原案を考えてもらったものです。ちなみにnoteフォロワーが11000人以上いるnoteインフルエンサーですが、本人曰くnoteの表示アルゴリズムのチートによるバグのようなものだそうです。

今回は、そんな広告プランナーに、「広告メッセージの分類」について記事を書いてもらいました。そして出版の仕事をしている僕がこれを読んで思ったのは、「人や企業は有名になればなるほど、”社会とのスタンス”を明確化し、メッセージとして発信しないといけない」ということ。

人が人を支持する活力は、その人が発信する「メッセージ」を見て生まれます。特にモノ余り・サービス余り・情報余りの現代では、社会との対話が下手な人や、熱狂させるメッセージが作れない人は中々選ばれることはないと思います。

僕の短い人生で、色々な著者さんを見てきた経験から言えば、「オレは仕事で語る」という職人肌の人ほど、メディア対応が苦手です。メディアっていうのは話が上手い人を呼びますから、彼らはカリスマに負けちゃうんです。

『ファンベース』なんて本が5万部も売れちゃうことからも分かるように、現代では「メッセージ」はマーケティングの漏斗を貫通する一本筋として、めっちゃ重要になってます。だから、仕事で語る人ほど言葉を持たなきゃいけない時代に入った、とも言えるんじゃないかなーと。

広告屋っていうのは、仕事人に言葉という武器を持たせるプロですから、色々と勉強になります。今回はそのメッセージの品位が何から生まれるのかという話。SNSを日々使っている私たちには肌間あるトピックですし、このマガジン購読してくれてる方は、恐らく既に実績を持ってらっしゃる方が多いと思いますので、「メッセージ」は示唆がある話でしょう。

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