ディズニーランドという宗教施設

ディズニーランドは、世界最強の宗教施設である。「夢と魔法の国」と謳っているが、実際に存在するのは、ギラギラしいパレード、遅いジェットコースター、胡散臭いキャラクターだけである。しかし、多くの人がそれらの先に夢と魔法を感じ、喜びを見出し、夢を信じている。それが宗教である。

2020年の日本で宗教と言うと、嘘ばかりの新興宗教と、役立たずでぼったくりの伝統宗教を想起する人が多い。そして日本の宗教界と芸能界があまりにも体たらくなので、ディズニーランドが流行る。

伝統宗教として残すべきことはお釈迦様の発想、言葉であり、それ以外は刷新すべきである。もちろん、明治時代の忖度祭りように、既存の寺院を破壊する必要はない。しかし活用すべき方法を早急に見つけ出す必要がある。

レベルの低いことを信じることは盲信であり、英語で言うカルトであり、宗教ではない。カルトと堕落が蔓延している日本の宗教界を多くの人が接してきた結果、当然にして宗教離れは加速している。経済のデフレと同じで、一度悪循環が生まれてしまうと、行き着くところまで行ってしまう。カルトと宗教の差も分からない人だらけになってしまったという現在が最終地点ではないが、更に進んでいくことになる。

エド・シーラン氏や福山雅治氏の数曲はド宗教な歌であるが、ファンの1%すら、その曲がド宗教な歌だとは気が付かない。ただ彼らの歌が上手いと思うだけである。

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