バチェロレッテ・ジャパンの感想

ネタバレありまくりです。

一気に4話を観てしまった。バチュラーはやらせが発覚したが、今回もやらせが炸裂していることだろう。それを見抜けるかが我々視聴者に与えられた任務である。

4話を観終わって率直に思うのが、数名がゲイということである。美容系インフルエンサーの瀬戸口弘樹氏は、他の男性に対して何度か強く言うことがあり、自分の好みの男性にちょっかいを出しているようにしか見えなかった。
アラサーチェリーボーイの楠ダニエル氏は、通常のチェリーではなく、今日はチェリーという意味か、女性に対してはチェリーのという意味のチェリーなのだろう。

一番のやらせ疑惑が濃厚なのは、イベントオーガナイザーの藤井達也氏を何度もバラを渡したことである。どっからどうみてもセレブの好みとは真逆の初戦敗退キャラで、しかも初回に福田萌子氏が彼にダメ出しまでして、更にその時の福田氏の顔に「この人に全く興味ないわ〜」という気持ちが全面に溢れていた。その人を2回戦にも進出させたというのは、多様なメンバーを残したいという番組の意向か、藤井氏のコネ等の何らかの大人の事情があったとしか思えない。

かなり気になったのは、4話目の最後のバラを渡す前に、北原一希氏の表情が、異常なまでに嫌悪感に溢れていたことである。緊張のあまり顔がこわばったというレベルではなかった。嫌悪感がありありと存在した。初戦で最高のスタートを切った北原氏は、番組の裏で福田氏と付き合い、上手くいっていたが、當間ローズ氏に奪われてしまったことを想像させた。

男性陣の全員が結婚相手を得るために参加しているわけではない。冷やかしや売名行為もある。逆に、バチェロレッテの福田氏も、男性全員を結婚相手として見ているわけではないだろう。杉田陽平氏に対する感情は、自分の心の中を見てくれているという嬉しさに溢れているが、結婚相手として吟味する気持ちは大してないだろう。全員を結婚相手として吟味できないのは仕方がないとしても、福田氏の中では数日の間で17名から3名ほどに絞られているのではないか。短い時間で相手の良いところを見えていないから、1、2ヶ月も約10名の良いところを探し続け、継続的に約10名を結婚相手として捉え続けるほど、人間の脳は非効率を愛しはしない。

最大級に疑問を感じたのは、上海で事業をしていると言った黄皓氏の発言である。台湾が次の舞台となったと聞いた後で、「台湾はホームを感じる国なので」と彼ははっきりと言ったのである。彼が中国に住んでいないとしても、その発言の恐ろしさを彼が親や親戚から聞いていないとは思えない。中国共産党にとって台湾は国賊が支配する地域であり、中国共産党の顔色を伺わない中国人は天然記念物並みに希少であり、上海で商売をしているなら、中国共産党の顔色を気にしているはずである。その場では言ってしまっても、家に帰り、親や親戚と話をしたら、すぐにテレビ局にそのシーンを使わないように依頼するはずである。

上記のどれが真実でどれが的はずれかは数ヶ月〜数年後に文春砲で答え合わせができるだろうから、楽しみにしておこう。

番組でスッキリとした点は、シェリーの解説やコメントである。声がハスキー過ぎて聞き取りにくかったが、バラエティ番組で鍛えた、的確で面白いコメントが炸裂していて、様々な疑惑、疑念を笑いで洗い流す効果があった。ただ、独身のナインティナインの岡村氏に対して「番組に応募はしたのですか?」とか、独身のシェリーに対して「シーズン2のバチェロレッテはシェリーでいきましょか?」だのといった軽口が欲しかったところである。

最後に番組で注目した点は、空から首里城が綺麗に見られたことである。地上では男女が乳繰り合っているにもかかわらず、2019年の空からは堂々とした首里城を楽しむことができる。その対比を示しただけでも、残すべき番組になっている。

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