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パチスロ依存症の北電子時代・6/6【完結】

ある程度の量の検証作業が終わると、開発部に
検証の済んだ体感器と、私が作成した鑑定書を持っていくのだが
その時、ひときわ目立つ開発途中の台が、のちの『アイムジャグラーEX』だった

「のちの」が付くのは、残念ながらこの台がデバックルームに入る前に
私の北電子への派遣期間が終了していたからだ

この台が無事デビューしたのは、たまたまコンビニで立ち読みした攻略誌で知ったのだが
台のトータルデザインは、あの開発室で見た通りのものだった

大きくなったGOGOランプに加え、チェリーによる小役とボーナスの
同時当選を搭載…それすなわち、4号機のジャグラーのリーチ目シールにあった
「連チェリーでなければボーナス確定」が、ボーナス成立ゲームでも
出現する(4号機ジャグラーではチェリー出現=ボーナス成立の可能性が全くのゼロだった)という
大進化を遂げ、いろんなメーカーからすでにホール導入されていた
ジャグラークローンの機種を大きく引き離しての、満を持してのホール導入だったのは
皆さんもご承知のとおりだろう

先告知も、4号機ジャグラーシリーズの全てのパターンを味わうことができ
「5号機1発目のジャグラーにして完成形」といっていい機種…それが
『アイムジャグラーEX』であったと思う

4号機時代は、ジャグラーを設置していないホールというのも
結構あったのだが(私の5軒にわたるホール店員の経験では、なんと4軒にジャグラーが無かった)
アイジャグ以降、ホールには欠かせない台になっている

この台を、北電子の開発室で目撃したことは
本当に私にとっていい思い出、かつ運命的な出会いだったなぁと思う



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