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「ナニワ金融道」青木雄二さんの言葉には、いつも感銘を覚える。それは、ギャンブルの虚しさ。

マンガの単行本の表紙をめくると
表紙カバーの内側、通称「袖」に、著者からのコメントが掲載されていることが多いが
『ナニワ金融道』の青木雄二先生のそれは
いつも私のような、経済や金融事情に疎い無知な人間には
感銘を受ける言葉が多い

青木雄二氏は、30歳の時に「ギャンブルは勝てない」と
一切の賭け事から手を引いたそうである
「胴元より勝てる博打など存在しないから」が
その理由である

確かに、公営競技や宝くじは、いわゆる「テラ銭」が徴収され
どんな高配当が出ても、決して主催者が赤字になることはない
宝くじも、高額当せんくじの引き換え期限切れが、何十本もあったりする

趣味の範囲を逸脱してしまった依存症患者は
「ほどほどに遊ぶ」ということができなくなっている

今は、私にとっての人生の先達の言葉を
ひとつづつ、肝に銘じていきたい
そう思っている

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