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さよならCOLOR


SUPER BUTTER DOGの「サヨナラCOLOR」を
久しぶりに聴きたくなった。


私には、踏ん切りがつかない事がある。そのせいで立ち止まっている。

過去の過ちも、辛い出来事も、
あの時言われた嫌な言葉も、みんな背負ったまま。重いのに、なぜか捨てられず。
一つ一つ箱に入れて、たまに取り出しては、
じっくり眺めて、また傷ついて、
そしてまた丁寧に箱に入れる。
それを背負ったまま外に出た事もあるけれど、
やっぱり同じような出来事に出会って、
「コレはあの箱に、コッチはこの箱に」と、
丁寧に仕分けまでして、またそれもしまい込む。
それで、どんどん重くなる。
そのうち、重くなりすぎて、
なのに背負うのはやめられないから、
外に出なくなった。

上手くやれた日も、楽しい出来事も、
誰かがくれた嬉しい言葉もあるはずなのに、
それには目もくれず、
毎日、箱から出したりしまったり。
辛いはずなのに、やめられない。
辛い出来事があるとわかって外に出るより、
箱から出したりしまったりする方が、
ずっと怖くないって分かっているから、
だからやめられない。
でも最近になって、出したりしまったりするのも、
背負うのも、なんだか疲れてきた。


それはそうだよね、と思う。
だって、ずっと背負ったままだもの。
入れてる箱だって、他の誰かの箱に決まってる。
けれど、集めたものをそこに入れると、ぴったりはまるから一緒にずっと集めてる。


けれど、そんな自分が嫌になってきた。
変わりたいと思いながら、傷つくのが怖くて、
箱から出したりしまったりを繰り返して。

そして一歩踏み出せない言い訳の材料に、
誰かの箱を使ってる。

そんな自分がたまらなく嫌になる。
自分を傷つけてるのは自分で、
勝手に傷ついては泣いている自分が、嫌になる。
いい加減、こんな自分を変えたくなる。

自分を変えたいと、
強い衝撃を感じるものの、
自分に期待なんて出来なくて、
変われるものかと、怖気づいてしまう。


さよならCOLOR。
この曲を聴こう。
今は飽きるほど聴こう。
何度でも聴こう。
そして、背中を押してもらおう。

一歩だけ踏み出せたら、
あとは歩けると、自分を信じてみたい。

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