となりの惑星

ひきこもり主婦。翻訳家目指してゆる〜く勉強していく予定。映画(特に海外)、海外ドラマを…

となりの惑星

ひきこもり主婦。翻訳家目指してゆる〜く勉強していく予定。映画(特に海外)、海外ドラマを観たり、音楽を聞くのが大好きです。子供の影響で漫画やアニメにもハマってます。昔海外へ行った時のエピソードなども綴ったり。好きな言葉は「結果オーライ」

最近の記事

さよならCOLOR

SUPER BUTTER DOGの「サヨナラCOLOR」を 久しぶりに聴きたくなった。 私には、踏ん切りがつかない事がある。そのせいで立ち止まっている。 過去の過ちも、辛い出来事も、 あの時言われた嫌な言葉も、みんな背負ったまま。重いのに、なぜか捨てられず。 一つ一つ箱に入れて、たまに取り出しては、 じっくり眺めて、また傷ついて、 そしてまた丁寧に箱に入れる。 それを背負ったまま外に出た事もあるけれど、 やっぱり同じような出来事に出会って、 「コレはあの箱に、コッチはこの

    • 外面がいい。

      息子が小学四年生の時、学校の個人面談で、 私は担任の先生に、息子が字を丁寧に書かないと 相談した。 すると担任の先生が「学校で先生が見ている時には、丁寧に漢字を書きますよ」と教えてくれた。 私は恥ずかしくなって「外面がいいんです」と、 苦笑いしながら言った。 本当はこの言葉の後に「私に似て」と 付け加えたかった。 私と息子はよく似ている。 家ではだらしなく、面倒くさがり。 ダラダラと過ごすのが大好き。 けれど、人前に出るときちんとする。 まるでいつも、そうであるかのように、

      • 君をジャックしてしまいたい

        Tempalayの「革命前夜」が好きです。 どことなく不安定で、オシャレなメロディーに のってやってくる、ロマンティックな歌詞。 そしてMVもとってもオシャレ。 「こんなこと、言われてみたい」 なんて、思わずドキドキしながら、 身体をゆらしながら、聴きたい曲です。

        • まるで奇蹟。

          息子の影響で漫画「チ。ー地球の運動についてー 第3集」を読んでいます。 文字が読めない漫画の中の登場人物が、 文字が読める女性に 「文字が読めるって、どんな感じなんですか?」 と尋ねると、女性が答えた「まるで奇蹟」と。 と、その女性は語る。 noteを始めた私がまさにそうだと思った。 1000年なんてそんな壮大な話ではないけれど。 私はある日、noteと出会った。 私には小学生の息子がいて、 学校の用事がある日以外は出かけなくなっていた。引きこもっている。 息子が帰ってき

          「恋をして朝がきた」

          フラワーカンパニーズの「初恋」と言う歌が 好きです。 まるで物語を読んでいるような、 この歌の歌詞が、私は大好きです。 私はこの歌を、 大好きな人に贈りたいと思いながら、 照れくさくて、いつも一人で聴いています。 私の気持ちです。と、贈ってみようかな、 夫と子供に。 二人に出会って、私は朝を迎えて、 いつもの世界が変わったんだよって。 もうすぐバレンタインだしなぁ

          「恋をして朝がきた」

          名前

          息子が名前でからかわれた事がある。 小学校に入学したばかりの一年生の時、 同じ下校班の子が、息子の名前の事でしつこく、 何度も言ってきたらしい。 同じ下校班のママさんが迎えに行ったとき、 その様子を目撃して、私に連絡してくれた。 「止めてって言っても何度も言われて、とても 嫌そうだった。息子くん大丈夫かな?」と。 息子が私に、からかわれている事を話せないのではないかと、心配してくれていた。 私は息子に「下校班で困ったことある?」と、 それとなく聞いてみた。 息子は名前でから

          カレーがいい

          スーパーで買い物に行き、 野菜売り場をみていると、 その日じゃがいもが売出しだった。 隣で買い物をしていた女性が、 「今日カレーにしようか」と、 一緒に買い物に来ていた家族に話していた。 パパと小さな男の子の兄弟だった。 パパも男の子たちもカレーに賛成の様子。 しかし女性は「でも最近カレー作ったしなぁ。 どうしようか。」と、迷い出した。  私は横で「料理のマンネリ化って、 何故か罪悪感感じるものね…」と、ふと思う。 しかし女性は、気持ちがカレーに傾いているようで、「カレーで

          カレーがいい

          初恋

          息子は幼稚生の時、同じ組に好きな女の子がいた。 まだ恋愛とは違うけど、 ママに「好きな子いるの?」と聞かれると、 その女の子が頭の中で思い浮かぶらしい。 息子からその女の子の名前を聞いたのは、 夏休みを終えたばかりの頃。 幼稚園のお迎えの時に、その子を探してみる。 帰りの会を終え、園庭に飛び出してきた女の子の 名札を見ると息子から聞いた名前。 日焼けして、笑顔が可愛い、活発そうな女の子。 思わず「素敵な子だねぇ」と息子に話す。 「でもね、その子には好きな子がいるんだよ」

          神様に会った話。

          短大卒業後、私はワーキングホリデーで オーストラリアに行く為にアルバイトをしていた。 バイトに向かう電車の中で、私は座席に座り、 英語の本を開いて勉強していた。 向かいに座る女性が咳き込んだ。 すると隣に座っていた男性が、 女性の背中を擦り始めた。 女性は驚いた様子でお礼を言った後、 「結構です」と言った。 男性は女性の知り合いではなかった。 それでも背中を擦り続ける男性に、 女性は咳き込みながら、そして困りながら、 「ありがとうございます。でも本当に結構です」と 言った

          神様に会った話。

          ママの好きな事

          「好きなことだけしていられたらなぁ」 小学校に入学して、運動会の練習が始まった頃、 息子が言った。 のんびり屋でマイペース。 そんな性格の息子には、皆で揃える行進の練習が たまらなく苦痛だったらしい。 「行進を揃えるのに何の意味があるの?」 と聞かれても、ママは答えられず…。 ママも大嫌いだったとも言えず。 息子は不満そうに「誰か一人が揃わないだけで 怒られて、やり直しするんだよ。何回も揃うまで」 と言った。 そして息子はある事に気づく。 「ママは毎日家にいる」と、 「仕

          ママの好きな事

          ママのお気に入り絵本「よるくま」

          子供がまだ小さい頃、読み聞かせをしていた絵本の中で、ママの一番のお気に入りは「よるくま」でした。 本当にお気に入りで、文章を暗記してしまうくらい何度も読みました。 「ママあのね…」 夜、ベッドに入った男の子が、ママに話し出す。 「よるくま」という名前のかわいいくまのこが やってきたこと。よるくまのおかあさんが いなくなってしまったこと。 男の子はよるくまと一緒に おかあさんを探しにいきます。 男の子とよるくまのおかあさん探しの冒険。 目の前にいる大切な人を想いながら

          ママのお気に入り絵本「よるくま」

          虹の雨あがり

          元気を出したいとき、と言うか、 誰かに「大丈夫だよ」と言って欲しいとき、 私はフラワーカンパニーズの「虹の雨あがり」を聴 きます。 この歌い出しの歌詞を聞いて、私はいつも 救われる。 そして自分を安心させるおまじないのように、 歌詞を口に出してみる。 そうする内にいつも、ひきこもり中の私でさえ、 勇気を出して、歩きだしてみようかと思う。 けれど、歩き出そうとすると過去の失敗や辛い経験 を思い出して、この先もまた同じ事が待ち構えて いるんだと不安になって、私は躊躇してしまう。

          虹の雨あがり

          自己紹介

          大人になれば、人生はもっと簡単だと勝手に思っていました。 大好きな人と結婚して、かわいい子供が産まれた ら、幸せな毎日が続くものだと何故か思っていまし た。 けれど小さな石に躓いて、私はその石を拾い上げ、 何で躓いたのかと悩み、その石を持ち続けました。 そのうち、ひとりよがりな私はよけいな石まで拾い始めて、拾うのをやめられなくなって、どんどん重 くなって、抱えきれなくなって、今はひきこもり中 です。 小さな石に躓くなんで、歩いていたら誰にでもよく あることなのに。 そして

          スマイルデー

          オーストラリアにいた頃、私はシドニー郊外の家で住み込みのハウスキーピングをしていた。 ある日、雇い主に近くの店で新聞を買ってくるよう頼まれた。 「嫌だな、あそこの店主すっごく無愛想なんだよなぁ」と思いながら、しぶしぶ買いに出かけた。 その時、私には悩みがあって、落ち込んでいた。 ワーキングホリデーでオーストラリアに来たものの、予定の滞在期間一年を待たずに帰国しようか悩んでいた。 店に行こうと通りを歩いていると、道の反対側から声をかけてくる男性がいた。横目で見ると知らない男

          スマイルデー

          オーストラリアで歩いた話

          ふと思った。 「この道を行ったらどこへ辿り着くのだろう」 その道はいつも見慣れた家の前の道。けれど、どこへ行く道なのかは知らなかった。 私はその時、オーストラリアにいた。 住み込みのハウスキーピングをしていて、家の前の歩道にゴミ出しに出た時、急に歩きたくなった。 その日の仕事はゴミ出しで終了だった。そしてそのまま私は歩き始めた。 私は小さな頃から夢見がちな子だった。空想が大好きで、恥ずかしいけれど私にだけ見える友達も何人かいた。 洋画が好きで、英語も好きになり、いつしか海

          オーストラリアで歩いた話