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私がきになる、持続可能。

私が気になる持続可能は、滅びる、滅びそうなモノを守ること。

私が大好きな物が自分たちの子供が使えなくなる時代が来るのが何とも悲しい現実だと思ったからです。

そのモノとは、『日本のシルク』です。

シルク産業は日本にとって誇り高き文化です。群馬県富岡市には世界遺産である富岡製糸場があります。たった、40年前まで稼働していた場所です。絹糸が外貨と同じような価値があり世界の経済を動かしていました。モノがあるという事は一次産業が存在することを忘れないでください。絹糸を作るには養蚕農家がいます。当時は日本全国に約200万戸以上あった農家は現在は223戸しか全国に残っていません。

5年後には何戸残っているでしょう?

農家さんたちは高齢になってきており、後継者不足で悩んでいます。

農家がなくなれば、日本のシルクはなくなってしまう。

これが、私のきになる持続可能です。

日本のシルクは、やはり日本人であるから、これからもずっと残ってほしいと思います。世界中の人に、知ってもらいたいという気持ちもあります。

現在のシルク産業は、国からの補助金で成り立っています。

それって、どうなの?

ギリギリのところで皆さん踏ん張っているんです。

だから、私は家で蚕飼育きっとを買って育ててみました。

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蚕を飼ってみたからといって、何も養蚕農家さんの気持ちは理解できないのですが。

2週間、繭になるまで育てました。育てて分かったことは、蚕は、前にしか進めないこと。成虫になっても飛べないこと。繭から出てきてすぐ交尾して2週間後ぐらいには命を落としてしまう事。

それは、長い時間をかけて人間が育てやすい家畜として品種改良を行ってきたからだという事です。

蚕は虫でありますが、人間がいないと生きていけない虫です。

生糸にするために、繭の中でサナギになっている蚕を茹でてしまうことは、確かに、かわいそうです。人間の勝手な行為です。ベジタリアン、ヴィーガンの方からは選ばれない生地ですね。でも、もし、昆虫食になって蚕ちゃんすべてを人間の私たちが命を大切に頂けたならどうでしょう?

蚕もこみで、シルク製品が増えたなら、農家は増えるのでしょうか?

増えると思います。

ファッションのみならず、シルクのなんとか商品が増えたらいいのに。

しかも、シルクは天然繊維だから、土にも還る。時間はかかりますが、石油由来の繊維よりも地球に優しい。

日本シルク、ちょっと気にしてみてください。




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