見出し画像

プログラミングスクール出身者が起業、今はCTOとして"おやつ製造"のグローバルスタンダード化に夢中?海外に飛び出した人のイマ

みなさん、マヨンハポン!NexSeedのもえやんです。

エンジニアのキャリアの1つとしてよく語られる「CTO」。いったいどんな役割なのでしょうか…?プログラミングスクールでの学習後、現在はsnaq.meのCTOとして活躍する三好さんにインタビューを行いました。

画像1

【三好隼人(みよし はやと)】東京理科大学工学部建築学科修了。新卒1号としてリノベーションであるハプティック株式会社(現 グッドルーム株式会社)に入社。設計・現場監督など経験。その後エンジニアにジョブチェンジするために、セブに半年間留学。2014年にギークス株式会社入社。新規事業のフロントからインフラまで担当後、PjMとしてプロジェクトを管理。入社8ヶ月でMVPを受賞。2015年9月、株式会社スナックミーをCEO、COOと創業。

「おかし体験」をお届けする"snaq.me"

――なんと今日がsnaq.meさん創業5年目ということで…!おめでとうございます!どんな事業をされているか教えていただけますか?

ありがとうございます。具体的には8種類のおやつをカスタマイズしてお届けするというサービス展開をしています。なかでもsnaq.meが一番大事にしているのは「おやつ体験」という言葉で、お菓子を単純に販売するのではなくて、届くまでや届いたあとも含めて「体験を売る」という形で事業を展開しています

――なるほど…!具体的にどんな体験があるんでしょうか?

まず、注文前にクイズをしてもらいます。どういう「おやつタイプ」なのかを診断してもらうのですが、そこから基本的にすぐに配送をしています。診断してから翌々日にはポストに投函されているのですが、これもひとつの"体験"でして…。仕事帰りで疲れていても、ポストに「ちょっとしたワクワクが投函されている」という体験をしてもらっています。毎月ボックスも変更していて、ボックス自体も楽しんでいただけます。なにが入っているかわからないので、ボックスを開ける瞬間すらもワクワクしてもらうことができるんです。

画像6

お写真から素敵な体験が今にも送られてきそうなことがわかりますね

――素敵ですね…!その他にこだわりのポイントはありますか?

おやつに関しては、「誰もが知っている材料で作る」をコンセプトにしています。たとえば添加物や保存料や精製されたお砂糖などは利用していなくて、"何を食べても、体に入ってくるものは知っているもの"というようなおやつを提供しています。

――どういった経緯でそのようなコンセプトになったんでしょうか?

そうですね、snaq.meの代表が創業当時に2〜3歳くらいのお子さんがいたんですが、お子さんはお菓子を食べたがるが、親として食べさせたいお菓子がなかったと言っていて。コンビニやスーパーで、お菓子の裏面の原材料を見ては少し戸惑ってしまう経験があったという話を聞いて、その経験から「自分たちでなにかできないか」と一緒に始めたというのが大きいですね。

――起業に至った経緯を教えてもらえますか?

CEO、COO、自分(CTO)というメンバーで起業したのですが、CEOとは大学生時代のインターンで一緒に働いていたメンバーでした。自分がそのインターン先に就職する際に彼が転職をしてしまったのですが、その後に毎月相談に乗ってもらったりしていて、なんだか腐れ縁というか。自分がセブ島へIT留学をしにいく前後にも良く話をしていて…。

もともとCEOとはまた仕事をしたいなと思っていて、留学から帰ってきてから"週末会議"なるものを行うようになり、できることを少しずつ前に進めていた結果、気づいたら共同創業していたという感じです(笑)。

画像6

「気づいたら」(笑)

エンジニアとして、難易度の高い"前例のないもの"に挑戦し続けられる環境が楽しい

――三好さんはCTOとして従事されているとのことですが、snaq.meにおけるCTOの役割を教えてもらえますか?

snaq.meにおける1つの特徴でもある「発送」や「製造」の過程も内製しているので、そのあたりのシステム構築をしたり、ユーザーが使うページの部分も含めて全部統括しています。

画像5

これがsnaq.meの製造から発送準備までの流れなのですが、一番最初につくったのは「アサイン」の仕組みです。製造や出荷は同じビル内に存在していて、自分たちが作業している隣でやっていたりします。もちろん製造のところは衛生面も考えて、自分たちも簡単には入れないようになっています。ゆくゆくは「アサイン」部分の自動予測もシステムとして入れていけるといいなと思っています。

――製造やピッキングなどもご自身の近くでやられているというのがなんともユニークですね…!すごい。

はい、仕入れて試食とかも自分たちで結構していて、これはさっきもらったんですが、新しいどらやきみたいです。

画像6

嬉しそうにどらやきを見せる三好さん

――素敵!snaq.meで開発をすることの楽しさはどこにありますか?

そうですね、開発に対して"前例のないものに挑戦し続けられるところ"が1つ楽しいところかなと思います。

食品の製造においては、「ひとつの商品をたくさん作る」という製造の仕方が多いのですが、snaq.meはユーザーさんのニーズに合わせてお菓子の製造数を変えるので、月数十パーセントくらいは製造の中身を変更しているんですね。通常を逸脱して、フレキシブルに「いいものをたくさんつくる」ことにフォーカスしているというところが素敵なところだなとも思います。これをスケールさせるときに、どう開発していくかを考えていくみたいなところも面白みのあるところかと思います。なかなか難易度が高いのですが、それがやりがいのあるところですね。

イノベーションを起こすために、「作れる人間」になりたくてプログラミングを始めた。

――そもそも、どんなきっかけでエンジニアを目指そうと思ったんでしょうか?

もともとは勉強していた分野ということもあり、建築・建設業界を盛り上げたいみたいな気持ちが強かったんです。イノベーションを起こす気持ちで、新卒で不動産関連のベンチャー企業に入社したのですが、業務を行っている中でルーティン化されているものが多く、刺激がもっとほしいなと思うようになって。大学時代の友人は建築事務所やゼネコンなどに就職していて、彼らから情報を得て、自分が「作れる人間」になれればアイデアが生まれるかもしれないと思ったので、まずは自分が作れる人間になるためにエンジニアになることを決意しました。

――なるほど…!目的ベースでエンジニアになることを決意されたんですね。海外だったのはどうしてですか?

当時いた会社の上司からの紹介で海外にしました。自分の意志があんまりない感じなんですけど(笑)。

でも、セブ島に行ってみて一番思ったのは、フィリピン人って、僕が今まで会ってきた日本人よりも圧倒的にポジティブで、全力ですべてを楽しもうとしていることにとても影響を受けました。いつも笑っていて、ティーチャーと生徒ではなく、人同士として本音で色々話してくれたところを強く覚えています。

画像5

ほんとにフィリピン人、写真撮るの好きで陽気ですよね…!

半年間、朝から晩まで没頭して勉強したという留学経験が、今のスタイルの原型。

――今のビジネスや人生に、留学はどう生きていますか?

自分の"タフに動けるという"スタイルについては、留学したことが大きかったなと思います。英語もプログラミングも、思っていた以上に自分ができないことを知って最初はかなり挫折しそうだったのですが、とにかく"質よりもまずは量をこなす"という選択と集中をしたことが、今の自分をつくっていると思います。半年間、留学という環境で、朝から晩まで没頭して学習に取り組むという経験から、タフに動けるというスタイルが身につきましたね。

――最後に、三好さん自身の今後の展望はありますか?

まずはおやつ体験を確立させたいと思っています。今は日本のなかでやっていますが、日本のなかで「おやつを食べる」ときにsnaq.meを思い出してもらえる存在になりたいなと思います。

加えてシステム面では、世界でも新しくスタンダードになる製造構築をしていきたいなと思っています。これまで製造システムに関わってきて、新しい技術を使っていかないと解決できないことも多いとわかって、そこにチャレンジしていくことにエンジニアとして楽しさを感じています。この"課題"を解いていく、透明性を上げていくという作業はとってもワクワクしますね。

-----

NexSeedでは、こんな状況下でもプログラミングや英語を学びたい・海外に出たい人を応援すべく、情報を定期更新・ウェビナーを定期開催しています!
海外エンジニアや、起業家、フリーランスなど、海外やプログラミングを掛け算して、いろんな生き方をしている人をお招きして「働くを考える」ウェビナーを開催しています。

10/6(火)には三好さんがご登壇されるウェビナーを予定しています!詳細はコチラから↓


公式LINE@にご登録いただくと、定期的に情報をアップしています。ぜひご登録ください!

▼LINE@お友だち追加はこちらのリンクから▼
https://landing.lineml.jp/r/1638679644-4O1W9WP9?lp=5lqDDG


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?