ポリコレが「法律」になる日(Equality Act 平等案を考える)

LGBTQに賛同・支援することが「ポリコレ」→「正義」になる→賛同しない人は「人種差別・時代遅れ」のレッテルを貼られる→ポリコレが法律となる→「レッテル」から「罰則」になる(つまり強要される).....ポリコレは聞こえはいいが、大人しくしていると陣地をどんどん取られていきます(◞‸◟)。

今日は「Equality Act (平等案)」について考察したいと思います。

以下サマリタンズ・パース総裁のフランクリン・グラハム氏の手紙から:

私はここで非常に危険な法律について書いています。それは「Equality Act(LGBTQ平等法)」です。バイデン政権は就任後100日以内にこの法律を可決させると言っていました。私はこれを強調してもしきれませんが、人々、ビジネス、宗教機関にとって、この平等法は我が国の大きな脅威となるでしょう。社会が大きく変わってしまうでしょう。(訳注:この法案はすでに2019年に下院で可決していたが今までは上院の過半数が共和党だったため通過を阻められていました。)

Equality Act 平等法:

1)学校、教会、医療機関を「公的機関」と定め、それらに政府が定めた性定義に関する信条や理念を強要します。これは非常に押し付けがましく、影響は広範囲に及ぶでしょう。それはすべての人々のスピーチを「矯正」し「不適切な発言や呼称(彼女、彼)」によって罰金や失職を招き得ます。

2)この法律は、男子が女子のスポーツで競ったり、男子が女子の更衣室を使用したり、女性のシェルターに宿泊したり、男性が女性の刑務所に入所する事を許可します(下の写真は1位と2位はトランジェンダー)

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3)この法律により50州すべての州で、クリスチャンや他の宗教的ミニストリーで、ミッションを遂行するために同じ信条を持つ人々を雇用する権利が剥奪されます。クリスチャン団体が、聖書の信条に敵意を持っていて、ミッション、信条、教えに何の情熱もない人々の雇用を強要されるなんて考えられますか?

4)医療機関の人々の良心が剥奪されます。その患者の将来を思って、性転換のためのホルモン阻害薬や異性ホルモン投与に同意しない医師や医療従事者たちも、この法律により投与を義務付けられます。カトリックの病院やその他宗教理念に基づいた病院は、信仰に真っ向から反する施術を本来強要されるべきではないはずです。

5) ミッション系の大学が、世俗左派が定めた性の定義によって寮を分けたり、スポーツ競技を行ったり、授業の内容でさえもそれに沿うものでなければ、認可が下りなかったり剥奪される恐れがあります。この法案は連邦の学生ローンや奨学金にも影響を及ぼしえます。ーーーーー 訳終わり。

まだ他にもたくさん例はあります。
フランクリン氏は、州の議員たちに連絡をとり陳情するように呼びかけています。そしてこの法案の深刻さを理解して、神の介入と哀れみを請い、今まで享受してきた宗教の自由が守られるように祈りましょうと呼びかけています。

未成年のケースはどうする?

もう一つ合わせて検証したいのがこの動画:

これはランド・ポール氏(上院議員で医師)のレイチェル・レヴィーン氏(バイデンが選出した新しい保健福祉省次官でトランスジェンダー)への質問の様子です。

レヴィーンさん、あなたは思春期を通らないように早い時期からホルモン阻害剤を投与する事、性転換手術(性器切除)を受ける事にも賛成していますね。この工程はリバースできないものです。アメリカ小児科医学会(American College of Pediatricians)では、性的違和感を持つ思春期前の子供達の80-95%の、そのような思いは思春期後半までに解消していると発表しています。ー もし、投薬や周りの積極的合意などの介入がなければです。レヴィーンさん、そのような若い人々が性転換と言うような大きな決断を下す判断能力を持ち合わせていると思いますか?

レヴィーン氏の返事はと言うと:

非常に複雑な分野ですが、非常に多くの研究がなされています。保健福祉省次官として一緒にこのことのために尽力していくことを楽しみにしています。今度一緒に色々話しましょう。

ーはあ?と言うぐらいさらーっと質問回避。彼女は他の質問に対しても同じ回答を繰り返してました。


「もしかして私って…?」

・同性の友達を「かっこいい」と思ってときめいてしまった(成長の過程でのごく普通の感情です)。
・よく「男の子っぽい」「女の子っぽい」と言われる(たくましい女子も繊細な男子も存在します)
・今の自分に自信がない。今の自分を受け入れられない(それが根底にあるとしたら性転換しても本当の解決にはなってくれません)

上記のような法律やLGBTQを祝う風潮によって、幼少期や思春期の心の揺れも「私ってもしかして…??」と思って大きな決断をし、どれだけ後悔しても後戻りできない決断を助長してしまう事にもつながりかねません。

次に私が心配するのは、自分の子供がそのように相談してきたときに、ホルモン投与を反対したり、性転換手術を禁じたりすると、親は罰せられるのか、親権はどうなるのか、と言う事です。極端なシナリオではないと思い、危惧しています。これはアメリカの法案ですがそれが一般的な常識となれば、いずれ日本にもやってくる可能性は十分にあります。

最後に

LGBTQの方々をわざわざ糾弾しようとか迫害しようとか、生活スタイルに踏み込んで干渉しよう思っている人って本当に少ないと思います。しかし、積極的推進派の方々にとって、これは正義であり、「差別根絶」のために熱い思いを持っていることを私たちは忘れてはなりません。問題を起こしたくないし、わざわざ人の生活に干渉したくないので黙ってたいなーと思っていても、それがゴールである以上は、自分はどこに立つのかは試される時がきます。事実、街に山ほどあるケーキ屋の中で、わざわざクリスチャンのケーキ屋さんで同性婚のケーキを注文し、宗教上の理由でお断りすると訴訟を起こすと言うこともアメリカではたくさん起きています。

私たちは、このテーマに関して学び、自分なりの確信を持ち、反論できるようになることと、祈ることが(特に今は法案通過を待っているアメリカのために)、与えられている任務ではないかなと思います。


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