見出し画像

Google Colab 不要。M1/M2 Mac or iPadで始める AI画像生成

一ヶ月ほど前に、Mac/iPad向けのStable Diffusion対応アプリ “Draw Things” の存在を知りました。このアプリは無料で画像生成系AIである Stable  DiffusionをMac/iPad上で実行することができるアプリです。私はM2 iPad Pro (2022) を使っているのですが、現実的な範囲内で画像生成が楽しめるアプリとなっているため、画像生成系AIを試してみたいという方にはおすすめです。

使い方

Draw Thingsを起動すると下記のような画面が起動されます。画面中央上にあるプロンプトに生成したい画像を説明する文字列を入力して、右上の Generate ボタンを押すだけです。これで画像が生成されます。

Draw Things アプリ画面

このアプリ、Stable Diffusion Web UI には劣るものの、Model(Checkpoint)、LoRA は Hagging FaceCivitAI からダウンロードして追加することが可能になっています。

パフォーマンス

前述した M2 iPad Pro (2022) での画像生成のパフォーマンスは下記の通りです。デフォルト設定が、512x512 の Step 30 なので、だいたい30秒で一枚生成できる感じです。

M2 iPad Pro’s Benchmark by Draw Things

Stable Diffusion を実行できるウェブサービスと比べても、全然早いですし、何よりModel や LoRA 、生成画像に対する制約がないため、使ってみる価値はあると思います。

使用時の注意点

ここまで Draw Things の良い点を挙げてきましたが、3点ほど注意点があります。

ストレージをそれなりに消費する

私はあまり気になっていませんが、モデル1つで2-3GB、LoRAもモノによっては数百MB、生成された画像や設定ファイルもあるため、ストレージが逼迫している人は注意が必要です。

ケース等に入れて使っていると発熱で警告表示がでる

個人的にこちらは結構問題です。Smart Keyboard Folio を使っているのですが、連続して画像生成していると背面が非常に熱くなり、7-8枚目くらいで下記の警告表示が出てきて iPad が使えなくなります。カバーを外して机をに置く等の運用をすれば継続的ができるようになります。

iPadの発熱警告

バッテリーの消費が激しい

100%充電された状態でも、1時間画像生成し続けると、ほとんどバッテリーを使い切ります。発熱もあるため iPadの寿命はかなり削られていると思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?