Siri,ゴマ油買ってきて。

むだずかい。

言葉を役に立てないということ。

言葉をなにかの、第一に、自分の、

役に立たなくてもいいのだということを、私は川柳に教えられた。

また、なんの役にも立っていない(ようにみえる)言葉を目の当たりにすることによって、はじめて私たちは自分がなにかの役に立たなくてもいいのではないかという可能性に思い至ることができる。

暮田まな

まずは自己を満足させなければ、絶対におもしろくならないと思うんです。

自分がおもしろいと思えたら、
評価されようが、されまいが、問題ない。

加賀美健

自分が狭量な人間なんやろうけど、「誰かが褒めてたから」とか、「誰かが貶していたから」という理由で自分の感覚が正当化されたり、否定されたりすることに息苦しさを覚える。

そもそも審美眼を認められたいという欲求がない。

なにかに対して誰かが、「これ好きなんです」と語っているのを見て、「そんなしょうもないもん好きなんてダサいな」と思うこともない。

だけど、「これが好きな僕っていい感じでしょ?」という姿勢を見て、とてもダサいなと笑うことはある。

飾りたい泥があるなら迷わず飾る。

又吉直樹


吉本さんは、先に勉強したやつが、自分で勝手にやるのはいいけれども、

人が楽しんでいるところを「やめなさい」と言って水をかけるようなことをやって、それはいいことだ、というものは全部ダメだとおっしゃいます。

吉本隆明という人を、今たくさん語る必要があると思うのは、口紅買ったんだ、と言ったらきっと「へぇ」と一緒に笑って見せてくれる人だからです。

糸井重里

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