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「NEW TRADITIONAL」noteはじめました!

一般財団法人たんぽぽの家で、2019年から取り組んでいる事業、NEW TRADITIONAL。ものづくりについて議論をしたり、実際に手をうごかしてつくってみたり、茶会のような交流の場をつくったりと、このプロジェクトの中でもさまざまな取り組みを行っています。noteでは、それらの背景や関わる人の声などを詳しくお伝えしていきます!

NEW TRADITIONALについて

NEW TRADITIONAL でめざすのは、障害のある人のものづくりと伝統工芸の相互発展。つくり手、つかい手、つたえ手が交流し、ものをとおして新しい生活文化を提案します。国内での福祉× 伝統工芸の活動調査や、デザイナーや研究者、ギャラリーのオーナーやものづくりのコーディネートにかかわる人などによる議論の場づくり、福祉施設と伝統工芸のものづくりの実践などに取り組んでいます。

めざすもの

[ものをとおして生活を豊かにする]
ものと人の関係すなわち、つくり方、つかい方、つたえ方を見直し、豊かな生活を考える機会を増やします。

[障害のある人たちとあたらしい仕事をつくる]
障害のある人や、自分の能力を発揮する場が限られていた人たちが、技術や感性をものづくりにいかす状況をつくり、自分の仕事に誇りをもつ社会をつくります。

[つくり手たちが相互に学び合う場をつくる]
分野を横断し、つくり手が交流し、異なる文化、分野、手法からあたらしいものづくりのヒントを得られる環境をつくります。

昨年度のとりくみ

このNEW TRADITIONALのとりくみを、Good Job!プロジェクトがめざす、福祉と新しいものづくり、仕事づくりが出会う場づくりの展開として位置付け、昨年度は下記のようなことに取り組みました。

 有識者、実践者による議論の場の設定
ニュートラのあり方や、福祉と伝統工芸の可能性について議論をしました。
参加者:加藤駿介(NOTA&design)、白水高広(株式会社うなぎの寝床代表)、永田宙郷(合同会社ててて 協同組合共同代表)、守谷里依 (ippoplus)、水野大二郎(京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab 特任教授)、ほか

日本各地での福祉×伝統工芸の活動の調査
全国9カ所(福祉×伝統工芸)、東北地方3カ所(伝統工芸)を訪れ、現状や課題などを聞きました。

〇 手しごとにふれ交流する機会の創出
障害のある人がお茶をいれる茶会をはじめ、ニュートラについて考えたり、ものづくりの楽しさに触れられるような企画を実施しました。

「つくることの喜びにふれる二日間」(奈良)

「もんぺ博 in たんぽぽの家アートセンター HANA ギャラリー」 (奈良)

「東北・奈良・九州の郷土玩具 in Good Job! センター香芝」 (奈良)

「ものと人をめぐるフィールドワーク」(山形)

〇 実例づくり
障害のある人の表現と、伝統工芸や地域のものづくりなどとの連携によって、新しい工芸としてのものづくりに取り組みました。         

どのようなプロセスで進んでいったのか、noteでも紹介していきますね。ここでは写真をすこしだけ。

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写真(左2点)撮影:三浦晴子、写真(右2点)撮影:衣笠名津美

★2019年度のとりくみを総合的に記録した、報告書をこちらよりダウンロードしていただけます[ PDF 1.7MB

2020年度 これから

下記のような活動を計画しています。

・展覧会(2021年1月末予定)
・実例づくり(昨年度とりくんだもの2020年秋より順次発売)
・情報発信(無料配布小冊子「ニュートラペーパー vol.1、vol.2」、ウェブサイト)
・スタディツアー

新型コロナウィルスの影響により、私たちの生活や産業全体は大きな転換を迫られています。そのなかで本プロジェクトでできることはなにか。社会の変化の先を見ながら、議論と実践と提案を継続していきます。

《連絡・問合先 》 一般財団法人たんぽぽの家(岡部・中島)
〒630-8044 奈良市六条西 3-25-4
Tel.0742-43-7055  Fax.0742-49-5501  E-mail tanpopo@popo.or.jp

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