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[張り子]郷土玩具と3Dプリンタの融合「モマ笛 Good Dog 張り子」

津屋崎人形は、福岡県で240年以上の歴史をもつ郷土玩具です。干支や招き猫といった土人形の定番や、「ごん太」という稚児のほかに、「モマ笛」というフクロウを模した縁起物があります。2020年早春、この筑前津屋崎人形巧房のモマ笛と、Good Job! センター香芝(以下GJ!センター)の「Good Dog 張り子」とがコラボレーションして生まれたのが「モマ笛 Good Dog 張り子」です。

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このコラボレーションは、2019年10月にNEW TRADITIONAL事業の一環として開催されたイベント「NEW TRADITIONAL つくることの喜びにふれる2日間」がきかっけで始まった、津屋崎人形巧房7代目の職人 原田翔平さんとの交流によるものです。今年3月に同じくNEW TRADITIONAL 「東北・奈良・九州の郷土玩具 ~出張MUTO&津屋崎人形」でお互いの張り子と土人形を交換して絵付けをしたものを展示しました。

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(上=「つくることの喜びにふれる2日間」での絵付け体験/中=「東北・奈良・九州の郷土玩具 ~出張MUTO&津屋崎人形」での絵付け体験/下=同展示での原田さんによる絵付けDog *撮影:衣笠名津美)

これをきっかけに、「モマ笛Dogを販売してほしい」というお声を多数いただき、限定販売に至りました。GJ!センターで製作した張り子の素地を福岡へ送り、原田さんに絵付けをしていただいています。普段の土人形への絵付けと、張り子への絵付けは想像以上に違うようで、試行錯誤して仕上げていただきました。

ご注文はこちらのNEW TRADITIONAL shop より!
※予約受付終了(2020年12月現在)

コラボの素となったモマ笛(大・中・)もお買い求めいただけます。

*2024年7月30日 追記
現在 モマ笛(大・中)のみお求めいただけます。どちらも残りわずかですのでどうぞ早めに!

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Good Dog 張り子

以下GJ!センターの張り子は、新しい郷土玩具の可能性として、張り子の型を3Dプリントし、紙の貼り合わせと絵付けを手作業で組み合わせて制作しています。たんぽぽの家 アートセンターHANA所属のアーティスト中村真由美さんのつくる張り子と、GJ!センター内のカフェで提供しているホットドッグとを組み合わせて生まれました。
今では、GJ!センターのマスコットキャラクターとして愛されており、干支の動物とのコラボレーション張り子なども生まれています。

郷土玩具の新しい可能性を求め、今後もコラボレーションを模索します。


Photo: 伊藤誠一(GJ!センター) *衣笠名津美撮影分以外

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