29歳差のおじさんとの恋 ①
はじめに、この話は全てフィクションである。
私には幼い頃から少し風変わりな所があった。
幼稚園の同じ組の子達がみんなで仲良くおままごとをしている中、私はたった一人でお絵描きをしているような、そんな子供だった。
その風変わりな点は大人になっても特に変わることもなく、気づいたら21歳になっていた。
風変わりな性格のせいで〝普通〟がいまいち分からずに、子どもの頃から何かと生きづらいなんて思いながらなんとかここまで生き抜いてきた。
中学生の頃は勉強こそが全てだと思っていたから(