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SNAPMAKER 2.0は3Dプリンタの未来だ

去年の5月から、丸まる1年、加えて2か月ほどたった。
あの日、モジュラー3IN1複合機として世の中の2歩先を行こうとする、SNAPMAKER 2.0 A250のバッカーになったのだ。
最初の計画で年始ごろの到着予定だったが、最終的には7月になってしまった。でもSNAPMAKERのチームは本当によく頑張ったと思う。
もう、自分の手元にあるというだけで許してしまうほどうれしい。

購入予定のない人たちを誘惑するつもりで開封の儀の様子をお知らせするべきか、それともまだ届いていない人たちの喜びを削がないように書き控えるべきか、迷った。
私の中の結論として、知らしめておくのは今であろうと思う。
この素晴らしいマシンを自慢したい気持ちももちろんあるが、まだ公式サイトでは33%オフのプレオーダーをやっているので早く皆さんの尻を叩きたい。11月、まぁクリスマスぐらいに届くでしょう。

開封

デカい。箱がデカい。普通の組み立てタイプで250mmサイズの造形エリアの3Dプリンタのデカさではない。
箱の中に箱がある。

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ほとんどのパーツはアルミの押し出し材に切削加工を施したものになっている。仕上げは良く。満足感がある。

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コントローラー

SNAPMAKER 2.0の最も重要なものはこのコントローラーモジュールだろう
美しい仕上げだが、それだけではもちろんない。

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コネクタを見てみよう。
なんとSnapmaker2.0はCAN(Controller Area Network)通信しRTOSで動く。
つまりモジュール同士が通信し、動く。
XYZ軸用のポートがそれぞれ1つ、電源のインプットが一つ、ツールヘッドに一つ、そしてアドオンに使えるポートが3つある
例えばデュアルノズル3Dプリントモジュール、CNC用のロータリーモジュール、レーザー用排気ファン、3Dプリント用チャンバー加熱モジュール、緊急停止ボタン、などなど考えれば考えるだけアドオンの可能性が広がってきますね。
アドオンモジュールの発売が楽しみです。
つまり、SNAPMAKER 2.0は拡張可能な万能工作機である。

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3Dプリントモジュール

蓋がパカッと開いて御開帳。
小さなエクストルーダーギアと隙間のないローラー回りなので、高精度な押し出しとTPUなどの柔らかいフィラメントも安心。

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プリント冷却ダクトは左右から
ヒートブロックにはシリコンのソックス付き
メッシュベッドレベリングに対応するための誘導センサーも見えますね。
加えてエクストルーダーギアからノズル先まで短いダイレクトエクストルーダーなので、好みの仕様です。

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レーザーモジュール

1.6Wのレーザーモジュールだが、それだけじゃない。

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カメラとライトがついてる。
つまりレーザーが出るマシンから離れた状態で焦点合わせができるし、加工も無論できるってわけです。
危険な装置から離れられるというだけで利点です。
SNAPMAKER OriginalやMooz、その他の3in1機で危険であった部分が改善されています。

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CNCモジュール

回転数6000~12000rpmで可変の50WCNCモジュールです。
ER11コレットになっているので、コレットナットを交換すると0.5~6.35mmまでのエンドミルをチャッキングできます。
パワー、可用性、チャッキング精度も段違い良くになりました。

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組み立ててみる

クイックスタートガイドをしっかり読んだり、結構ネジが多いので1時間ぐらいかかりました。
でもゆっくり噛みしめながら組み立てた方が楽しいですね。気の利いた工具が入っていたりして楽しかったのでいっぱい写真を撮ってしまったが、組み立てる人のお楽しみのために最小限にしておく。
クイックスタートガイドに箔押しされてるwwww

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SNAPMAKER OriginalとA250のツーショット
でっかーい!

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とりあえず3Dプリントしてみる

スパイラルモードで2時間ぐらい流してみました。
バネ鋼とマグネットのベッドなので取り外しも簡単。
結構食いつきが良いのでベッド温度下げてもいいかも....
そうそう、印刷中の音は結構うるさい。箱に入れた方が良いだろう。どうせCNCやレーザーを使うなら箱が欲しくなる。
なお、どうも今のところオートレベリングに若干の問題があるらしく、その辺はファームウェアの熟成を待ちたい感じがある。

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パスタ人数分測るヤーツ
積層の揃いよし!

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記事をサポートしていただくと、一層のやる気と遊び心を発揮して新しい記事をすぐに書いたり、3Dプリントを購入してレビューしたりしちゃうかもしれません。