毒親に育てられた話

こんにちは☀︎

この週末は、体調を崩して(コロナではなかったです)4連休になってしまいました。
もう元気です。


さて、今日はタイトルの通り

毒親に育てられた話

をしていきたいと思います。

※大丈夫です、意外と重くはないです。


「毒親に育てられていた」ことに気が付いたのは、たった3年ほど前の話です。

保育士になる為の学校へ通っていた時

学びの一環として、児童虐待等について勉強する機会がありました。

授業を受けた私は震えていたそうです(講師談。)

小さい頃から、少しでも揉めたり口答えをするとガラス陶器や尖ったものが私目掛けて飛んでくることは日常的でした。何度も自分で破片を拾い集めました。

謝っても謝っても「口だけだ」と言われ、数え切れないほどビンタを食らったり蹴られたりしました。

真冬に裸足のまま外に出され、父親が帰ってくるまで放置されたことも何度かあります。

母は周りの人に「この子は全然ダメなんです」「うちの子なんて」とか、そういう否定的なことをよく言っていました。

何をしても怒鳴られて、否定されて、呆れられてきました。

よくアニメである95点のテストを見せて「なんで100点じゃないの?」と本気でがっかりされるタイプの子供でした。

「あんたなんか生まれて来なければ良かったのに」「こんな風に育てた覚えはない」「何でこんな人間になっちゃったの?」何回言われたか分かりません。

それでも幼い私は、それに違和感を覚えたことなどあるはずもなく、全て自分が悪いと思って生きてきました。

今思うとそれが問題だったのかも知れませんが…。


学校で授業を受けて、自分の受けてきたことは精神的身体的に虐待に近いものだったと知りました。

心理の先生は私の話を聞いて「よくこんな良い子に育ったねって私は貴女を褒めてあげたいな」と優しく言ってくれました。


反抗すれば罵声と暴力が飛んでくることを知っているので、そんなことはしませんでした。

何かを報告すると、どんなことであろうと絶対に否定から入られることを知っているので、わざわざ何かを言おうとは思いませんでした。

それでも色々と問い詰められることが多いので、上手く嘘を付けるようになりました。

人間不信になって、人からの愛は全て嘘だと思ようになりました。

自己肯定感は皆無だし、全てに対してネガティブに考えるクセが付きました。

全ての物事を「私なんか」「どうせ」から捉えるようになりました。

人間不信とネガティブが相まって、自分を受け入れてくれる人や自分を好いてくれる人も正直100%信じられているわけではないです。

「この人もいつか私に愛想を尽かすんだろうな」「私今ハメられてるんじゃないかな」そんなことばっかり考えてしまうからです。

やっと見つけた自分の長所を真っ向から否定され笑われた時に、自信という自信が自分の中から抜け落ちました。

これらは今も変わりません。

というか、人間関係に影響を及ぼすことばかりなので、大人になってから支障が出まくっています。

今私は、自分のことが大嫌いです。

子供の頃親からどのような扱いを受けたかで、その子が大人になってからの人格が形成されるそうです。


今は私が社会人になったこともあり、そこまで酷くはありませんし、暴力はほとんど無くなりました。

しかし否定されたり侮辱される頻度は全然減っていません。いつも通りです。慣れました。

「一人っ子いいな〜」「たくさん愛されて育ってきたんでしょ?」「大切にされてる証拠だよ」そう言う話は本当に苦手です。

自分が嫌いな自分を更に否定されるだけなので、「そうだよね」「うん知ってる」と思うだけで、もう傷付いたりしません。

本音を言うと否定され、夢を語ると笑われるので聞かれたこと以外答えなくなりました。親に嘘を付くのは得意です。

未だに厳しい門限と「誰とどこに何をしに行くのか」言わないと外に出られないという規則があります。(でも私は親に嘘を付くのが得意です。そういうことです。)

未だに何に対しても、あれをしろこれをしろ、それはダメだ、辞めろ、等と言われます。
でももう、無視して抵抗することを覚えました。

向こうがどう思ってるかは分かりませんが、私的には"血縁関係があるから関わっている"だけで、信頼は全くしていませんし、信頼関係は全く無いです。

親に大事なことを相談したことは1度もありません。

進路は、本当の夢をことごとく否定されたので適当に決めました。(これに関しては今なんとなく楽しめているので結果オーライではあるのですが。)

就職も決まってから事後報告しました。

言うまでもなく、伝えた時は酷く怒られました。

勝手に決められて窮屈に生きるより、殴られた方がマシだと思ったからです。

否定されることが嫌と伝えたとき、否定される部分がある自分をまた否定され、この循環は止まらないんだなと察しました。


学校の先生の一言で、『否定され続ける自分の人格は、今まで否定されて生きてきたことに問題がある』(ちょっと難しいですが頑張って読解してください笑)ということを知ったので、今は昔よりも少しだけ自分を認めてあげられるようになりました。

大人から否定されずに認められて、自分を好きなまま大人になって欲しいと、そんな風に願いながら保育をしています。


今、親を殺したいほど憎んでいるかと言われると、別にそんなことはありません。

というかまぁ、どうでもいいです。

今こうやって園の子どもたちと楽しく過ごせているし、反面教師として捉えれば良い見本だなと思います。

将来は自分の様な子どもを生み出さないことが目標です。

否定されることや暴力を受けることに慣れて、自分のことを嫌いな人生なんてかわいそうじゃないですか。


今は自分に「よくここまで真っ直ぐ育ったね」と言ってあげたいです。

ある程度の自傷壁や自己嫌悪はきっと一生治らないと思います。

人を100%信じることも、自分を完全に好きになることも一生無いと思います。

でもその行動に至ったことは幼少期が原因と割り切って、今真っ当に、しかも子ども相手に生きていることを誇りに思いたいと思います。

ありがたいことに、最高の友達や職場等、周りの人には恵まれています。

それらを自分の糧にして、これからも変わらず生きていけたらいいなと思っています。

大人になった今、周りの人に支えてもらえるといえことに気が付く事が出来ました。

周りの人に甘えて、自分を認めて、そしたらなんとなく、少しずつ、普通のメンタルになれるような気がするんですよね。

過去も親も変えられないので、笑


とりあえず皆さんも、子どもに限らず、誰かのことを否定するのはやめてあげてください。

意見や提案を否定したりするのはもちろん構いませんが、人格を否定したり、その人の信念や夢を否定するのは絶対にダメです。

噛み砕いて受け入れてあげてください。

自己肯定感や自信は、思ったよりナイーブなもので、たぶん一度傷付いたら回復することは無いと思います。

感情については、強い人弱い人がいます。

「この程度」と思っても、その人の今までの人生の過程やメンタルによって受けるダメージは大きく変わります。

難しいし面倒くさいことですけど、気遣っていってあげてください。



ま、そんなことが言いたかっただけです。

大丈夫です。ご存知の通り私は一応元気です!笑

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