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花の手入れをするように(BTSデビュー10周年に寄せて)

BTS、방탄소년단、防弾少年団、デビュー10周年本当に本当におめでとう。
ほんの新参者の私にも信じられないほどたくさんの幸せをくれて、心からありがとう。
それなりの年齢になり、結婚し子供が生まれてもう落ち着くばかりと思っていた私に、「この子たちが大好きすぎて電車の中だけど走り回りたいっ!!」というヤバめの衝動を引き起こさせたのは君たちだけ。愛してるよ。

2度目のFESTA

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アミになって最初のFESTAが2022の会食だったのって結構キツくない?
同期のアミ(という概念が存在するのか分からないけど)がいたら一旦お互いを労おう。俺たちはFESTAへのトラウマがすごい。
今年は昨年のモヤモヤが(ある程度)晴れて、待つ身のFESTA。もちろんMUSTERがあったキラキラの過去FESTAは羨ましいけど、ちょっと気楽でもある。まあこの後何が出るのか分かんないですけど……。キムテヒョントランペットリサイタルはありますか???

ちょっぴり思い出話でも

2021年、私は熱心な布教を受けていた。
妹がユンギの沼に足を取られてズブズブと沈んでいく途中に私を道連れにしようと思いついたらしい。
幾度となくMVやパフォーマンスを見せられメンバーの名前当てクイズ。私は人の顔を覚えるのが大の苦手なので正解するまで半年近くかかった。ちなみにあのVuittonの広告でもクイズ出されたんだけど、画像見返したらホビたんのこと「オシャレターミネーター」って解答してた。BTSにオシャレターミネーターはおらん。
その当時の私のBTSへのイメージは、DynamiteとButterが大大大ヒット、世界のBTS、KPOPとか言ってももう皆アメリカに住んでるようなもんなんでしょ?英語もペラペラでさあ…、セレブじゃん?今さら推してもねえ…というものだった。
妹が「BTSはみんな本当にいい子たちだし仲良しなんだよ」と熱弁しても、「そんなわけあるかい、仲良し売りはアイドルの基本だよ」と内心スルー、まあ名前と顔は一致したし…バラエティもあるって言ってたな。見てみるか。

まさかのタリョラ新規、爆誕である。

いやいやいや、めちゃくちゃ面白いな?全然そのへんのお兄ちゃんて感じだ。てか英語喋れるの、リーダーだけなんかい(当時)。英語圏に行ったらリーダー以外は照れ照れやんかわいいな。いや、ジンさんはなんか笑い取りに行ってるな…、推せる…、
ていうかほんっっっと〜〜〜に仲良いな!!??えっ!?この7人つい最近まで一緒に暮らしてたの!?オタクの妄想かよ!!???
なんでこんなに子犬みたいな仲の良さなんだ〜〜〜無理だ無理。推す。あ〜〜〜あアイドルなんて推したくないのに〜〜〜好きだ無理だ〜〜〜
(タリョラのアバター料理回、ナムジンVラで完落ち。まんまとナムジン2人推すハメに)

オシャレターミネーターはおらんのよ

今ここにいる意味

こんな感じでハマってからというもの、毎日が基本的に大HAPPY。
2歳児に理不尽ギレされても、4歳児が駄々こねても、もう人生つらすぎると思ったときも、携帯を開けば推しがいる。かっこいいかわいい面白い愛しい、そんな感情ばかりを推したちは届けてくれた。
だから、Take twoの歌詞で「あなた達の大きな愛を受ける資格が僕にあるのだろうか」というフレーズがあるのを見て、「いやこっちのセリフだが?!」と思ってしまった。

デビューからずっとがむしゃらに働き詰めで、グループが成功すればするほど「BTSを支える仕事をする人たち」が増えて重圧はもっと大きくなっただろう。大きな仕事ができる喜びもあっただろうけど、好奇の目に晒され、一挙一動を評価されるような苦しさは確実にあったはずだ。

それでも凄まじいほどの活動量で、その合間にSNSまでやってくれて、折々にアミにメッセージをくれるバンタンたち。
どう考えても割に合ってないし、貰うものが多すぎる。
多分これは私と出会う前の、まだ世界に見つかる前のバンタンを必死で応援し、支え、広めてきた先輩アミたちへの恩返しと愛情なんだろう。私はまだ、そのおこぼれを頂いてるだけ。

それでもだ。
2013年に出会いたかった、せめて2018には間に合いたかったと忸怩たる思いはあるけれど、私が2021年に出会った意味がきっとある。
兵役中、メンバーたちが人生や仕事について考えることの多い時期、活動が減って他のところへ行ってしまう人もいるこの時期にアミで居続けることだって、私にできる恩返しになるんじゃないかな。

この世には絶対も永遠もない。だからこそ、奇跡のような出会いが花開くことがある。
花を見るのは楽しい。その美しさを讃えるのも楽しい。でもこれからはそれだけじゃなくて、お花に水をあげる人になりたい。近くに水がなければ汲んできて、時には草取りをして、大切にしていきたい。
永遠に咲き続ける花はないけれど、お花がなるべく長く咲くように大切にすることはできるし、その自分の記憶だけは、私のものだと胸を張って言えるから。

大好きなお花ちゃんたち、どうか幸せでいてね。
7人がただ笑い転げてる姿を、いつかまた見られますように。

2023/06/13 にゅうし


お花ちゃん(物理)

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