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分からないままの君、愛されてる私たち(Jinさんお誕生日に寄せて)

진씨 생일 축하드려요.
사랑하는 진씨, 항상 행복을 줘서 고마워요.
아무쪼록 무사히, 건강하게 한 해를 보내길 바래요.
ジンさん、お誕生日おめでとうございます。
大好きなジンさん、いつも幸せをくれてありがとう。
どうか無事に、健康に一年を過ごせますように。

1年の感想

さて、ジンペンとして迎えたセンイルから1年が経とうとしている。
あの時の私はジンくんのことを「単純なようで全く内面が分からないと思いきやものすごく繊細な内面に私だけが気づいているような気にさせる人」と書いた。
(詳しくはこちらをご覧下さい)
1年経ち、その間に色々な出来事が起こった。ソウルコン、グラミー、防弾会食、ソロ活動、釜山コン、そして兵役のお知らせ。そして「グル活スローペースって言ってなかった!!??」とキレたくなるほどの日々の供給を経て分かったことは、
「結局のところ、分からない人」
ということだった。

ジンくんのこと、私には分からない。
何を考えて行動しているのか、本当は何を感じているのか。
私はずいぶん後になってから、「こうだったのか」の断片を拾うようなことしかできない。
自分のことを饒舌に話す人ではないし、突飛な(ように見える)言動もあったりしてどうにも掴みどころがない。ぶっちゃけていうと、「変わった人だな」と思っている。余談だが私は変わった人が大好きです。

とはいえ少しは見えてきたこともある。

たぶん内弁慶で、メンバーがいない場所だと借りてきた猫もといハムちゃんみたいになること。
合理的で現実的な部分があって、コストパフォーマンスとかリスクベネフィットとかそういうのちゃんと考えていること。
その上でアホ男子な行動(階段の手すりにハマりにいくとか)を急にやっちゃうこと。
照れ屋なので褒められるとすぐに顔の話にしようとすること(大体相手にバレて「顔も素晴らしいですが〜」と2個褒められる羽目になる)。
そして最後に、『アミをものすごく愛してくれている』ということだ。

The Astronaut

釜山コンの最後、ジンくんが照れ臭そうに「ソロシングルを出すことになりました」と教えてくれた翌日に兵役義務履行のお知らせというでぇれぇ爆弾をくらった我々は、混乱と悲しみの中にいた。
簡単には整理のつかない気持ちを抱えて右往左往する私たちにジンくんはなんでもないような顔で、この曲を聴かせてくれた。
聴く前はすごく怖かった、切ないバラードだったらどうしよう、聴けないかもしれない。楽しいアップテンポな曲でもその裏の気持ちを想像してかえって気分が落ち込んでしまうかも。どう転んでも私にとっては重たい曲になりそうだと覚悟していたら、The Astronautは秋の澄んだ陽光のように綺麗で少しだけ寂しく、ジンくんの声がそっと寄り添うような、そんな不思議な明るさを持った曲だった。
まるでジンくんが家のチャイムを鳴らし、玄関先で少し話をして、じゃあ、と軽く挨拶をしてくれたような感じだった。少し肌寒いから上がってコーヒーでも飲んでいけばいいのに、いいのいいの、ちょっと顔が見たかっただけだから、とあのかわいい微笑みを浮かべて。
深刻なものや暗いものを見せたくなくて、面白いものやかわいいものを見せたいと言ってくれるジンくんらしいその曲の最後はそれでも少し切実な「And I love you」というフレーズで、そこだけはきゅっと胸を締め付けるようだった。
ブエノスアイレスで行われたColdplayのコンサートに出演したときの、最後の「And I love you」の歌声を聴いて、やっぱり涙が出た。
照れ屋でふざけがちな人が、こうやって真剣に気持ちを伝えてくれたから。
さっぱりと合理的な人が、本当に私たちのことを想ってくれているのが分かったから。

私の神さま(みたいな人)

2022年10月に届いたファンクラブの会報には、メンバーたちからの直筆の日本語メッセージが掲載されていた。どのメンバーも頑張って日本語を書いてメッセージをくれてとても嬉しかったのだけれど、ジンくんのメッセージにびっくりするような一節があった。

ARMYのみなさんも たいへんなことや なやみごとがあったら すぐにぼくのえがおを おもいだしてくださいね!

BTS OFFICIAL FANCLUB MAGAZINE vol.10

え?
苦しい時や辛い時に、ジンくんの笑顔を思い出すの?そんなことしていいんですか?見も知らない私が?ジンくーんって?
普通、そういう状況で思い浮かべるのは家族とか友達とか恋人とか、親しい間柄の人だろう。もしくは信仰があるなら神様とか。
仮にその辺の人が私のことを辛い時に思い浮かべていたら結構気持ち悪いと思うのに、彼はそんなことまで許してくれるという。
私のことであれだけど、子供たちにママママってたくさん愛してもらって、幸せなことだとは思うけど時々ものすごく荷が重く感じることがある。一身に愛されるのって疲れるのだ。
このメッセージを書いたときにどんな状況であったかは分からないけれど、自分の方がよっぽど大変な環境に置かれるはずなのに。
何それ、もう神さまじゃん。
私はジンくんてアイドルを職業として全うしている人だと思っていた。ちゃんと線引きして、ARMYのことも(言い方は悪いけど)お客さんとして大事にしてくれてるんだろうと。それでもすごく真摯に向き合ってくれていて、素晴らしい姿を見せてくれるから充分だと思っていたのに。
寒がりなジンくんが、さっさと行ってしまいたいと思っていたはずの兵役をARMYに会うために真冬まで延長してくれたこと、いつだって「ARMY愛してる」と伝えてくれたこと、仕事だけならこんなこと普通にできないだろう。本当に愛してもらっているのだ、私たちは。
ジンくんがこんなにもARMYを愛してくれていることが分かってしまった今、尚更しばしの離別が寂しく感じる。
ジンくんも辛いときや大変なとき、家族やお友達の顔と一緒にアミボムの綺麗な光の海のことを思い浮かべて心を慰めることがあるだろうか。
たくさんたくさんたくさんの「好き」「元気でいて」「待ってるね」が届けばいい。
ジンくんに愛してもらっただけの分量は、もしかして返せないかもしれないけど、何年何十年とかけてゆっくり返します。
世界を少しでもいい場所にして、君の帰りを待ってるね。


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