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カフェというホームを持つ〜内向的人間の処世術〜
内向的な僕の心地いい生活とは?
薄々気づいていましたが、僕は内向的な性格だと最近確信し始めました。内向的な人間というのは、俗に言われるコミュ障とか根暗という意味ではありません。外部の刺激に対して過敏で、その結果として自分の内側へと入っていくような人のことを指します。このような内向的な人は、一般的に自制心が高い、発想力が豊か、感受性が高いなどという長所を持つ傾向があります。
内向的だと自覚することで、僕がよくとる様々な行動の志向はストレス回避のための立ち回りだったのだと気づきました。その立ち回りの代表格は、「1人の時間を確保する」ということです。外部の刺激に過敏であるために、刺激的な環境から遠ざかろうとしてきたのです。
図書館や電車などでは必ず耳栓をします。音が少ないほうが居心地が良いのです。SNSも極力やりません。Instagramは週に数回しか見ないし、twitterは個人のアカウントさえ持っていません。最近はついに、LINEを寝る前にアンインストールして翌日の昼休みにインストールするという有様です。
最も大切にしている生活ルーティン、「カフェに行く」
そして、最も効果的で大切にしていることは、1人でカフェに行くことです。平日は6時半から8時半のモーニングに、ほとんど毎日欠かさず行きます。友人と遊んだあとには、現地解散して1人カフェに入って落ち着きます。学校や職場で頑張った日の帰りには、カフェに寄り道して一杯飲んでから帰宅します。職場でのオープンオフィスはストレスが溜まりやすいのです。決して同僚のせいではなく、常に外部の刺激に晒されるので注意力を過剰に使ってしまうからです。家族が家で騒がしくしているときにでさえ、喫茶店に行きます。
カフェではもちろん耳栓をします。カフェの雑音がだいぶ抑えられ、自分の世界に入るのにちょうどいい環境おになります。
自宅から徒歩圏内に3店舗もカフェがあることが恵まれているなと、これには感謝しています。こうして、場面ごとに合わせた自分の「ホーム」となるカフェを6箇所くらい持ち、その時の状況に合わせて最適なカフェに行って1人の時間を確保するのです。
カフェに行くくらいのお金ならある
喫茶店で一度に使う金額は350円程度。コーヒーチケットを買っているので手頃な価格で寄ることができます。毎日行ってもひと月当たり10,500円。内向的な故に飲み会や会食をほとんどしないので、これくらいは余裕を持って捻出できます。
もし、月にこの程度の額を確保するのが難しいならば、収支を再検討したり、学び直したりして転職をしたりすることを考えるべきだと思います。
高頻度で行くことで、その場所が自分のホームになります。ホームとなる場所では人間は能力を発揮しやすくなります。誰かと会うときにホームを使うと心理的な余裕が生まれて高いパフォーマンスを発揮できるという副産物もありますよ。僕は、重要な打ち合わせや交渉時、仲良くなりたい友人とカフェに行く時などには、ホームのカフェに行きます。
カフェでは匿名になりたい
イラストレーターの飯塚めりさんの著書「喫茶の効用」の中で、喫茶店に行くときには"匿名になりたい"という表現がありました。これを読んだ時、「そうそう!」と非常に納得したのを覚えています。店員さんに「いつもありがとうございます!」と言われたときに嬉しい反面、認識されてしまったことで外堀を冷やすために数日は行かないでおこうと思ってしまうのです。景色に溶け込む”one of them"としてコーヒーを飲みたいものです。
おわりに
内向的な人が喫茶店をホームにすることで、孤独な時間をつくり才能を伸ばす時間に当てられる。早くにこのことに気づき、言語化できてよかったと、喫茶店で得意気に書いてみました。
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