【多層防御】の重要性
先日、セキュリティ企業の「ノートンライフロック」が2022年1月～11月に日本でブロックしたサイバー攻撃に関するレポートを発表しました。
こちらがセキュリティソフト「ノートン」でブロックしたサイバー攻撃を数値化したものです。
あくまでもノートンがブロックした数なので、この数はほんの一部に過ぎません。
ですが、それでもとてつもない数のサイバー攻撃が日常的に行われていることがわかります。
今や、サイバー攻撃の脅威は様々です。
その様々な脅威からインターネット環境を守るためには、「1つのセキュリティだけでなく」それぞれの特徴にあった「複数のセキュリティを導入」することが大切です。
■『多層防御』を意識しよう！
そもそも『多層防御』とは‥
「入口」「内部」「出口」と複数の対策を層のようにして行うセキュリティ対策です。
インターネット環境を守るための防御の「層」が多くなればより高いセキュリティが構築できます。
例えば、「入口対策のみ」であったり「アンチウイルスソフトのみ」であったり、1つのセキュリティ製品のみではあらゆるサイバー攻撃からネットワークを完全に保護するのは難しいのが現状です。
多層防御により様々なサイバー攻撃への対策が強化できます。
脅威を侵入させないための入口対策のみで安全なように見えますが、すでにウイルス感染してしまった端末を社内等で接続した場合や、万が一入口が突破されてしまった場合、入口対策では対処できず内部感染が拡大してしまう恐れがあります。
そのために、各PCなどにアンチウイルスソフトを導入しておくことも大切です。
また、複合機などアンチウイルスソフトの導入ができない機器もあるので、内部感染を広げないようなセキュリティ製品を導入することもとても重要です。
■多層防御のメリット
今お話しただけでもある程度、多層防御が重要なのかお分かりいただけたかと思いますが、具体的なメリットもいくつかご紹介していきます。
●ウイルスの感染リスクを軽減
●早期に不正アクセスを検知しやすい
●重要な情報の保護ができる
●セキュリティ対策の状況を可視化できる
●早期解決につながりやすい
●被害規模を抑えられる
1つ対策すると安心してしまいがちですが、サイバーセキュリティはあらゆる方向からの攻撃に備え、いくつもの対策を構築することがいかに大切かを知ってもらえたら嬉しいです。
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