ぼくは勉強ができない

山田詠美さんのこの小説のタイトル優秀すぎる。ずっと年上女性との恋愛に明け暮れていた秀美くんが大学進学を決めたとき「大文豪が射精を繰り返してたら、はたして、文学が生まれていただろうか、というようなことを知りたいんですよ」って教師に言ったシーン大好き。

そして秀美くんの幼なじみの子、高校卒業してすぐ水商売行こうとしてる子が「教養身に付けたいから、秀美が持ってる知識ちょうだい」って頼むのもすき。学校の勉強よりも素敵なものがたくさんある!...でもそれは学校の勉強を怠っていい理由にはならないから多少頑張る。それでいいんだって詠美さんに教えられた

相変わらずテスト勉強してるふりして小説読んでます。昔から周りとは違う時間の過ごし方してちょっと外れた知識ばかり身につけてきたけど、歳上の人と話すときに自分のこの教養がとんでもなく力発揮するなって最近めちゃくちゃ実感する。こうやって糊代を広げていくのが勉強ってことなんだろうなって思い始めてきた

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