2019年ワールドカップから現在までのラグビー選手ベスト15 バックロー、スクラムハーフ
アンケートの偏りが多少気になりますね。ボールを持って走る選手が評価されやすい傾向にあるのかなと感じます。結局選出理由がないとあまりアンケートも意味がないかもしれませんね。今回はバックローとスクラムハーフでやっていこうかなと。バックスは様々な選手のポジション分けから話す必要があってまとめないとダメなんで、多少短めにやっていこうかなと。ただバックローもどう分けるか難しいですが・・・とりあえず見ていきましょう。
ブラインドサイドフランカー
このポジションも最近難しくてロックのとこに入れたイトジェの様な選手もプレーしますね。トップリーグでもロックの2メートル級のプレーヤーがこのポジションでプレーすることも多いです。
そんなポジションになってきた中で去年の年間最優秀選手であるピーター=ステフ・デュトイをこのポジションでは筆頭になる選手でしょう。元々ロックでもプレーすることが多かった選手ですが、しっかりランナーを追っかけてタックルする能力に優れてるのでより広範囲でのプレーが可能で、様々なエリアで質的優位をとることが出来ますね。ラインアウトの面も含めて大きなアドバンテージを作る事が出来る選手ですね。
オールブラックスもスコット・バレットを使って同じような効果を狙いました。今シーズン、パナソニックでプレーするジョージ・クルーズもそういったプレーが出来る選手ですね。ただイングランドは彼やイトジェをフランカーで起用するやり方を選ばずにカミカゼキッズが運動量等で躍動しましたね。
こちらのポジションには基本トム・カリーが入ってましたね。皆さんがイメージするだろうらしいフランカーですが、ウイングもこなすスピードもあり最近ではナンバーエイトでの起用もされている万能な選手です。バックロー全体としてもポジションの振り分け方はチームのタスク次第な面も非常に大きいと言う事かもしれませんね。
実際ラグビーリーグパスでこのポジションのトップ選手に上がっていたのはスコット・ファーディーでした。釜石でのプレーで印象に残ってる方も多いでしょうがこの大ベテランはレンスターでいぶし銀の活躍を見せてこのポジションの第一人者として名前があがるでしょう。オープンサイド程運動量を求められない分経験値が非常に活きるポジションと言えるかもしれませんね。
オールブラックスの新キャプテンに指名されたサム・ケインもこのポジションでプレーしますが最近は低調なパフォーマンスにも見えます。どんなタスクを新しいチームでは与えられるか注目の選手でしょう。
オープンサイドフランカー
このポジションは常にボールを追いかけてタックルをしてと言うイメージのあるポジションでしたがそれだけじゃなくアタック面でも幅広いスキルを求められるようになってきました。そんな中このポジションかナンバーエイトどちらで選ぶのか決めるのが難しいですがナンバーエイトの選手も7番での起用が多い選手なのでラグビーリーグパスに沿ったエントリーにします。
その選手はアーディー・サベアですね。身体能力的には今世界でナンバーワンの評価をしてもいいんじゃないでしょうか?従来の7番のイメージからするとボールに常に絡むイメージは少ないかもしれませんが、どのレーンでも仕事を出来るのでチームとして穴が出来ることはむしろ少なくなるのではないでしょうか?アタック面でもウイング並みのスピードを活かした突破力を見せてくれますね。タックル、ジャッカルと言った面でもトップクラスの強さなのでバックローどのポジションでも任せれる選手なのは間違いないですね。
このポジション専門的にやってるだろう選手で言うならボクスのキャプテンであるシヤ・コリシは外せないでしょう。常にボールとともに動く運動量やワークレート、キャプテンシーの評価が高いのはもちろんですが、個人的には柔らかいランプレーも魅力的な選手だなと感じてます。
北半球ならウエールズのジャスティン・ティップリックが候補に入るんじゃないかなと思います。最近ではアタックの嗅覚も優れた選手となってきていますし、仕事人フランカーらしいラインアウトでの囮の役の上手さ等スタッツには表れにくい役割をこなせる選手ですね。
ワラビーズでのキャプテンを続けたいという報道が出たマイケル・フーパーもやはり候補に入るでしょう。カミカゼキッズのもう一人アンダーヒルはもう一歩てところでしょうか?
ナンバーエイト
このポジションを現代的に定義して誰が一番良いか決めるって不可能に近いんよね(笑)その中で選んで行く中で突破に魅力があってしっかりワークレートも確保出来てる選手はペセリ・ヤトじゃないかな?上で書いたようにポポジションは7でプレーすることもあったりで流動的な面もありますがサベアと唯一バチバチのフィジカルバトルを繰り広げれる選手でもありますね。フィジアンらしい柔らかさといったサベアにもない独特の魅力がある選手でもっと見て欲しい選手でもありますね。
アイルランドのバックローの二人も共存されたりでどのポジションて見るのか難しい面もありますがCJ・スタンダーとマックス・ディーゴンはここに並べれるべき存在だろうと思います。スタンダーはチームに安定感をあたえれるタイプの選手でディーゴンが出る時は6番に回ることもありますね。特にディフェンスIQのようなものが非常に高く必要なとこに確実に顔を出せるバックローですね。
ディーゴンは更に現代風のオールラウンダーで必要なスキルを全て持ち、それをきっちりチームの戦術に落とし込める選手です。その中でもっと彼のアタッキング能力の高さ等を出せるようになれば世界トップのバックローと言えるでしょうがこの1年だと代表での実績はまだ足りない感じがしますね。
日本でもプレーしたお馴染みの南半球のベテラン二人は名前をあげとくべきでしょう。ドウェイン・フェルミューレンとキアラン・リードの二人は持ち味こそ違うけど様々な面でチームに貢献してくれた功労者でしょう。プレースタイル等はもう皆さん熟知してるので話す必要もない二人じゃないかなと思います。このポジションで代表的なスタイルの二人の選手はラグビー自体にあたえた影響も大きかったんじゃないかな?と思います。この二人のどっちを選ぶかで好みのラグビーのスタイルがわかるって言っても過言じゃないかもしれません。
スクラムハーフ
ここはアントワーヌ・デュポンがゲームへの貢献って意味では一歩抜け出たかな?ってのがワールドカップ後の印象ですね。フランスのスタイル的な問題でハーフからゲームをコントロールするのでそういう意味でスタッツ等もあがりやすくなる面もありますがそれでも、パス、キック、ランのバランスも抜群でカバーリング含めたディフェンス能力の高いデュポンは今現在ハーフを選ぶとしたら最初にリストに載せる選手だとは思います。
ここ最近の状態の良さで上げるならPJ・ペレナラも身体能力的にはデュポンも上回りワールドカップではSOやWTBでもプレーして幅が広がり、移籍や怪我等でバラバラだったケーンズでも一人気を吐きチームを引っ張ったことが彼のプレーを一段階引き上げましたね。アーロン・スミスのハーフとしての超絶技巧と経験値、判断力等にはまだ及ばない面はあるもののチームに与える影響や存在感では上回ったんじゃないかな?と感じてます。
ワールドカップで活躍した人気のあるファフ・デクラークも素晴らしい選手ですがゲームコントロールという点でこの二人よりは劣ります。キック、タックルといった現代ラグビーのキープレーの能力が高いのでインパクトはありますね。ボクスはディフェンスからゲームを作るチームだったので彼の能力が最大限に活かされましたね。
北半球のベン・ヤングスとガレス・デイビスの二人もこの候補には入ってくるでしょう。
ヤングスはハーフとしての仕事を常に間違いなくこなせると言った面ではナンバーワンでゲームを安定させて崩さないと言った意味では最も評価できるかもしれません。それにテンポアップも上手い選手なので過小評価を最もされてる選手かもしれませんね。
デイビスはハーフとしてのスキルが一番高いかもしれません。パスはスミスに匹敵しキックなら明らかに上回ります。ハーフをやるならお手本にするならおすすめの選手ですね。
全ポジションまたTwitterでアンケートとりますが四人に絞るの凄く難しいですね。またアンケートも楽しんでやってみてください。
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