大阪大学大学祭中央実行委員会の部屋割り会議の問題点


はじめに

 我々阪大PIERROTは、大学祭に出し物をするために大阪大学大学祭中央実行委員会が主催する部屋割り会議に参加した。その決定事項にあれこれ言う気はないのですが、その決定プロセスに疑義を覚えたので、この部屋割会議の問題点を客観的事実をもとに論評したいと思います。

部屋割り会議とは

 「すべての団体が理想通りの場所(教室)に出店できるわけではない」、これは疑いようのない真実である。そこで大阪大学大学祭中央実行委員会は各団体の希望の教室を聴取し、その希望をもとに団体同士が話し合って教室の割りふりを行っている。これが本年8月17日に行われた部屋割会議である。

問題点① 議論時間の短さ

 会議というからして、十分な討議が行われると思い、当組織の外交担当が現場に向かいました。しかし、そこで目にしたのは、希望の教室が被っている団体同士で話し合う時間がたったの10分というものでした。
 会議というからには、その合意形成には十分な時間が必要であるというのは一般的な考え方であると思います。しかし、お互い初めて邂逅して「はい10分」では各団体の意見など、客観的に見て十分に交流できるものではないと思います。
 一応団体が連絡を取ることができるようにオンラインチャットはあったそうなのですが、説明を見る限り1教室を共有する団体に限ってしか利用できませんでした。
 まず客観的に十分な議論の時間が与えられていないということが問題点として挙げられます。

問題点② 結局抽選で決まることも…

 10分の議論で結論が出なかった場合、じゃんけんという抽選で決まりました。
 問題は、10分の議論で適切な合意形成など客観的にできるとは到底考えにくく、実際、当組織の外交担当が経験したものでは、十分な議論ができずに結局抽選で決まってしまいました。
 では、「会議」という名称はなんだったのだろうかと思ってしまいました。会議とは人々が話し合って意思決定をすることというのが一般的な解釈です。確かに形式的平等の観点と時間の制約的観点からこのような形式となったのは十分理解できます。
 しかし、現代ではZOOMなどで遠隔にいる人とも気軽に議論ができます。わざわざ対面で短い時間で話し合うことなく、事前に被った団体同士で議論を深めることもできたのではないでしょうか。十分な意見交換をしたのちの抽選ならば、公正と言えたのではないでしょうか。
 議論を深める機会を作るというのは非常に重要なことだと思います。

今後どうするべきなのか

 まずは希望教室の簡易調査の結果を早めに公表するべきだと思います。なぜならばその発表を早期に行うことで被っている団体を両者認識できると思います。また議論の際の主張と抗弁を十分に用意できると考えます。
 そしてZOOMによる被った団体同士の自由討論を解禁すべきだと思います。ここは本人同士に任せてもよいと思います。
 また一応20分ほどの議論の場を対面で用意すべきだと考えます。自由討論が不合意によりできなくても、早めに公表された情報を用いることで20分程度でよく討論できると思います。

以上
(執筆責任者TOMOKI)


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