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NeWorkだけが提供できる価値の追求

前編ではアフターコロナの未来では、オンライン+リアルのハイブリッドな働き方が当たり前になっていくのでは、というお話を伺いました。今回の後編では「新しい働き方」においてNeWorkがどのように役立てるかについて及川さんのお考えを伺いました。

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リアルの良いところを再現できる可能性がある

──これからの新しい働き方としてリアルとオンラインを融合したハイブリッドな働き方になっていくとのことでしたが、その世の中に対してNeWorkがどのように役立てると思われますか?

さっきもお話しした通り私はリアルを大切にしきました。その理由の一つにリアルの場であれば、隣の人が何をやっているかわかったり、聞こえてきた会話からチームの様子を伺い知ることができます。そこで発見があったり、自分のコメントが有益だと感じたら、その輪に割り込んでいくことができます。
NeWorkはまさに、この体験価値を提供し得るサービスだと思います。
例えば、聞き耳機能を使えば、他の仕事をしながらグループの会話を聞いていて、もし自分に関係することがあれば会話に入ることができますよね。あるいは、社員食堂で、後からやってきた自分が食堂を見渡して、こちらにはこんな人が集まっていて、あちらはあのグループがいて…どこに加わろうかなとおぼんを抱えてウロウロといったようなことと同じ体験もできます。NeWorkを見るとエンジニアが集まっている場所があって、雑談を聞いていたら面白そう、となって会話に入っていくというようなことです。
リアルな会話の生まれ方に近い体験をオンラインで再設計しようとしているところが面白いなと思います。

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聞き耳機能の進化や検索性の向上を

──まさにリアルでは当たり前にあった雑談や気軽な相談をオンライン上でもできることを目指してデザインや開発に励んでいます。4月中旬には最初にリリースしたバージョンからUIなどを見直しました。

画面共有やビデオの画面を同一画面で表示されるようになったのはいいですね。以前は画面共有がどこで表示されるのよくわからなかったですし、また聞き耳をしている状態でも画面共有を見ることができるとは思っていませんでした。UIが改善されたのは良いと思います。

──またちょっと○○さんと話したい、ちょっといいですか、ということをオンラインでもできるように「呼び出し・呼び出される」ことができる機能が新たに加わりました。

この機能も、リアルな会話の生まれ方を、オンラインでの新しい体験として再現していますよね。「ちょっとこの件に詳しいあの人も呼ぼうよ」というような会話は、極自然な行動ですよね。Clubhouseでも聞いている人を壇上にあげちゃおうみたいなことができるようになっていますね。
NeWorkは基本的に同じ会社内やコミュニティで利用されていて心理的抵抗が少ないので、もっと呼び出し機能が活躍すると思います。
呼び出された側もなぜ声をかけられているのかがわかると応じやすいですよね。将来的には、呼び出された側は自分が何で呼ばれているのかがわかるような仕掛けがあるとより良いですよね。「○○の件で…」なのか「暇だから相手して~」なのか、呼び出すときに一言添えるようなイメージです。

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──他にも、改善したらいいと思われている部分を率直に教えてください。

一つは聞き耳機能ですね。今のNeWorkでは一つのバブルルームにしか聞き耳を立てることができないですよね。リアルだと微妙にあちこちの声が聞こえてくるので、その両方聞こえている上で面白そうな方の輪に加わろうということができますが、それはできないのが少し残念です。

もう一つはバブルルームの検索性でしょうか。
バブルルームの位置は変えられないですよね。今は、画面を縦横に一所懸命スクロールしてお目当てのバブルを探すという仕組みです。設計された雑談はNeWorkが目指しているところとは違うのかもしれませんが、後からログインしてきた人が、自分の入りたい興味のあるバブルルームをすぐに見つけられるように検索性が向上すると良いなと思います。

”The日本企業”のリモートを支えるサービスになること

──来るハイブリッドな新しい働き方に向けて、NeWorkがより提供できる価値を高めていくためには、どういったことを意識していったら良いでしょうか?

NTTコミュニケーションズでは、今もリモートワークを継続し、出社率を低く抑えているので、まさに新しい働き方を自ら実践していると言えます。
リモートワークを継続する上でNeWorkを含めさまざまなツールを使っていると思いますが、NTTコミュニケーションズ社内でもNTTグループ全体でもNeWorkの活用がもっと広がるとよいですよね。

世の中から“The日本企業”と思われているであろうNTTのリモートワークを支えているツールとしてNeWorkが認知され、社内で使い込まれることによってさらなる追加機能や改善がなされたならば、NeWorkはより説得力のあるプロダクトになると思います。

コロナ禍以前からリモートワークを取り入れていたようなリモートネイティブの人だけでなく、日本や世界にまだまだある、コミュニケーションや仕事のプロセスをなかなか変えることができない企業に向けて強力なメッセージを含んだサービスになるのではないでしょうか。

例えばお客さま先でも「私たちは普段ではこうやって使ってますよ。ちょっとチームのメンバー呼び出してみますね」といったようにその場で自分のワークスペースを見せながら、ワークスペース上の他の人に話しかけたり、呼び出してみたりということをして、普段から使い慣れている様子を見せることができればいいですよね。

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Microsoftは、Surfaceを紹介する際、実際にお客さんの目の前で、パソコンスタイルからタブレットスタイルに変えて見せるようなことをやっていました。自分たちが使っているからこそセールストークにより説得力が増しますし、自分たちが本当に使えると思うものは売りやすいですよね。その域まで到達できるととっても強いです。

NeWorkにしかない価値を極める

──そうですね。ただ自分たちも含め使い慣れたツールからの切り替えるハードルは高いと思うのですが、どう乗り越えていくべきでしょうか?

Googleのスプレッドシートでは、それまでの表計算ツールではできなかった・ストレスに感じていたこと、つまりオンラインでの同時編集・共有ができ、バージョン管理が不要になったということがとても大きく価値のあることで、そこを追求しました。
NeWorkも既存のツールと比較して、あれができない、これができないというのは当然あると思います。もちろん当たり前に使い続けられる品質の向上は必要です。
ただ一番大事なのは、既存ツールにはなくNeWorkだからできること、NeWorkだけが提供する価値を高めていくこと。それがまさに、人間の自然な会話や雑談の生まれ方を、オンラインで体験できるということだと思います。効率良くコミュニケーションを取ったり、ムダを省いたりすることができます。

しかし、それだけでは偶発的な新しい発想は生まれませんし、感情豊かに楽しく仕事をすることもできません。「会話」という人間の自然な営みを、とことんオンライン上に表現できるサービスにしていってほしいですね。

引き続きNeWorkを応援しております。(後半終わり)

さあ、一緒に新しい働き方へ。
NeWorkサービスサイトはこちら!

NeWork note 編集チーム:中見麻里奈、原田結衣
Special Thanks :若尾真実(KESIKI)、九法崇雄(KESIKI)、石川俊祐(KESIKI)、大貫冬斗(KESIKI)
クリエイティブ :宇都宮里梨子、武田透摩、田中亮


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