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2時間程度で書ききる話シリーズ

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#作り話

もしも僕が図書館の本だったなら、付箋だらけで奥の方に仕舞われた本だと思う。

回りくどい言い方はやめますね。 インプットばかりでアウトプットの苦手だった僕だからです。 言いたいことも伝えたいこともあるのに 「ここにいるぞー!読んでみてくれー!」 とは叫べませんでした。 僕がいる本棚の奥の方から見える、新刊や話題作やベストセラーが並べられる棚を眺めながら「うらやましくなんてないよ」なんて思っていました。 そして同時に「なんでみんな僕を手にとろうとしないんだろう」と首を傾げていました。 考えても答えが見つかることはなく、いつも“自分という本の中身”に