人生を迷路にしてるのはだーれだ?
ふと目が覚めると、迷路に立っていた。
暑い。屋根はなく今日は晴天だ。背丈よりも高い壁の上を風が吹き抜ける。その風を感じようと手を伸ばす。
ちなみに、ここが外なのに迷路だと分かったのは、さっき通りすがりの人が、親切にそう教えてくれたからだ。
他にも何人かの人がいて、どうやらここは広く、多くの人が迷い込んでいるようだ。
汗だくの人や、昼寝している人までいて、話し合っている人たちもいる。
「東京ドーム○○個分の広さらしいぞ」
「あちこちにヒントがあるらしい」
「ゴールには塔が立