もしも僕が図書館の本だったなら、付箋だらけで奥の方に仕舞われた本だと思う。
回りくどい言い方はやめますね。
インプットばかりでアウトプットの苦手だった僕だからです。
言いたいことも伝えたいこともあるのに
「ここにいるぞー!読んでみてくれー!」
とは叫べませんでした。
僕がいる本棚の奥の方から見える、新刊や話題作やベストセラーが並べられる棚を眺めながら「うらやましくなんてないよ」なんて思っていました。
そして同時に「なんでみんな僕を手にとろうとしないんだろう」と首を傾げていました。
考えても答えが見つかることはなく、いつも“自分という本の中身”に