LOVE LOVE LOVE
前職の最寄り駅が始発駅だったため、私は退勤時に30分くらい電車のシートに座って家まで帰っていました。
当時、仕事が終わる時間が遅かったため、周りの人も当然疲れています。酔っ払いもいっぱいいました。
なので、眠くてうつらうつらしてる人もしばしば。
私も眠気で頭がグラインドしてしまい、窓に頭を強打して起きる。そんなことはしょっちゅうでした。
ある日、私はいつも通り電車に乗って帰っていました。
電車はそれなりに混んでいて、左側には男子、右には女子が座っています。
暫くすると、左の男子が眠気でグラングランし始めました。
私の肩に頭がバンバン当たります。
頭がぐらぐらしてて気になるなぁ。と思っていたら、男子は私の肩の上で落ち着き、静かに眠りはじめました。
俺の上で安眠すんなや!どかしてやろうかな?と思っていたら、続いて右の女子がグラングランし始めました。
同じく私の肩に女子の頭が当たります。
男子をどかそうと思っていたら、女子が気になってそれどころでは無くなりました。
暫くすると右の女子は私の肩で落ち着き、静かに眠りはじめました。
俺ったら、男にも女にもモッテモテ❤️
ここまで来ると逆にこの光景が面白くなって、そのまま2人を肩に乗せ、電車に乗り続ける事にしました。
前に立っている人がこっちを見てクスクス笑っています。
そうだよね。1人が肩で寝ている光景はたまに見かけるけど、ダブルなんてそうはないもんね。
そうこうしている内に、私の家の最寄り駅前に近づいてきました。
せっかく気持ちよく寝ている2人には申し訳ないですが、2人を起こす事にします。
私は両手を挙げ、2人の頭を同時にポンポンしようとしました。
すると、その時私は気付きました。
あれ?!これってもしや、、、
ドリカムのLOVE LOVE LOVEのジャケ写やん!と。
頭の中でLOVE LOVE LOVEの前奏が流れ始め、吹き出しそうになりました。
まさか帰りの電車でドリカムの再現ができるなんて。
恐る恐る2人の頭をポンポンすると、2人は同時に起きて、「はっ!ごめんなさい!」と謝られます。
全然オッケーだよ👍
LOVE LOVE LOVE❤️
世界は愛で満ちているんだから。
こうして私は思い出し笑いをしながら家路に着いたのでした。
🎵LOVE LOVE愛を叫ぼう 愛を呼ぼう🎵
ワタルさんがこの記事のために歌ってくれました❤️
こいつに小銭でもめぐんでやろうか。そう思われた神のようなあなた!大変ありがとうございます(ノ∀`*)