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男の育児休暇

年末でnote見てる人も少ないだろうという事で、珍しくまた真面目な記事です。

私は今日から来月4日まで、短期の育休を取得します。

本当は年単位で取得した方がいいのでしょうけど、復帰後さすがに浦島太郎になりそうですし、子育てでお金がかかるというのに、収入減に耐えうるかどうかが不安で短期間での取得に至りました。

では、なぜこのような短期での取得をするかというと、保険料の免除があるからです。あまり大きな声では言えないですが、、、

現行だと月末に育休を取ると保険料が免除されます。(詳しい条件は会社や健保に必ずご確認下さい)

通常の月末に取得しても当然数万円の免除効果がありますが、6月12月のようなボーナス時期になると、ボーナス分も免状になるため、更に効果があります。

月々の手取りで1番控除のインパクトが大きいのは所得税ではなく、社会保険料ですからね。この負担がなくなるのはかなり大きいです。

※冒頭申し上げました通り、保険料免除目当ての取得は本来の育休の趣旨ではないのでご注意を!

私もどちらかというと保険料免除での取得が目当てなのですが、休みを取れば当然育児をする事になるので、結果として育児参加のための休暇となります。

だからそれ目的だけではないですよ(笑)

ただ、私みたいなヨコシマな考えをしている人が増えているからか、今後この制度の改正が2022年を目処に検討されている事が厚労省の資料から伺えます。

◾️厚労省HP

資料の5ページ見ると、12月の取得が圧倒的ですね。12月は年末年始もあるし、休みも取りやすいんですよね。

そして、挙がっている改正案として、

・月額給与の社会保険料の免除は、2週間以上休暇取得した場合

・賞与に対しの社会保険料の免除は、1ヶ月以上取得した場合

こうなっていきそうですね。

大義名分は、本来の趣旨に沿ってしっかり休んできちんと育児に参加してね。って事なんでしょうけど、中々そうは思えません。

保険料目当てに育休取得する従業員側にも、もちろん問題はありますが、この改正案を見ると国が保険料をしっかり巻き上げたいようにしか思えないですね。

賞与月だと1ヶ月ってなんでやねん!って感じです。

私も子供ができて常々思いますが、男性が長期でしっかり育休を取得し、育児に参加するには、

・子供ができたら男性は、強制的に育児休暇を取得しなくてはならない
・急な休みや遅刻早退の容認とそのバックアップ体制構築
・時短勤務やリモートワークの充実
・子連れ勤務を認める
・育休中の副業を認める
・育休中のキャリア支援

これらを実践して、子供がいることに対して、みんなが喜んで、支援してくれるような世の中にならないと到底、男性の育休取得は進まないでしょうね。

直ぐにそうなる事は難しいので、少子化に歯止めは効かない事でしょう。

ただでさえコロナの影響で出生率が下がってるようなのに、、

未だに多くの会社では、男性が育休を長期間取得したいと申し出たら、断られる可能性が高いのではないでしょうか。

会社的には代替要員を用意して、引き継ぎやら何やらと手間とコストが掛かりますからね。できれば育休取って欲しくないのがホンネだと思います。

だけど、男性がもっと育児に参加しやすい環境を整えていかないと、少子化対策と男女平等なんてなかなか実現できないと思います。

世の中がもっと大きく変わって、男性でも長期の育休が取得しやすくなってくれれればな。そう思うのでした。


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